形状によってリアルタイムにポリゴンが変化するSculptrisProモード。

全体の設定を管理するグローバル設定と、ブラシ単位で設定できるローカル設定があることがわかりました。

 

デフォルトの設定ではDrawSizeによって密度が変わり、気をつけないと一部がハイメッシュになってしまいZBrushを落としてしまうことがありました。

 

そのあたりを調整するにあたり、SculptrisProの設定変更が必須なようなので

調べてみました。

参考ドキュメントはこちら

 

■基本的な操作方法はこちら

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Sculptris Pro  グローバル設定

グローバル設定はStroke>Sculptris Proサブパレットにあります。

Adaptive Size

デフォルトではONになっているこの機能。

ONの状態ではDrawSizeによってテッセレーションの密度を変化させます。

 

DrawSizeが小さければ密度が高く

DrawSizeが大きければ密度の低いメッシュになります。

OFFにするとDrawSizeによってテッセレーション(生成される三角メッシュ)が変化することはありません。

 

■比較

 

その代わり、Subdivide SizeスライダーUndivide Ratio(※Combinedモードが有効になっている必要があります)のみが使用されます。

 

 

テッセレーションの密度自体はSubdivide Sizeスライダーで制御されます。

Combined Mode

Combined(結合)モードを有効にすると、ZBrushはスカルプト中にテッセレーションとデシメーション(※)の両方を混合し、ブラシのストロークとディテールをサポートするために適切な数のポリゴンを常に維持します。

※テッセレーションの対義語で、メッシュを減らすことだと思います、、、多分

 

CombinedモードではSubdivide Sizeスライダーを使用して、メッシュを整理し、不要なメッシュを削除します。

 

 

この機能は、モデルにポリゴンが追加されるのを避け、トポロジーをキレイにするのに役立ちます

 

 

高密度メッシュでこのモードを使用すると、ZBrushが同時に2つの複雑な操作を実行する必要があるため、ストロークが遅くなる可能性があります。アーティストの中には、Combinedモードを無効にしてパフォーマンスを向上させることを好みます。

 

Smoothブラシを使用して、必要なときにポリゴンの数を減らします。

Subdivide Sizeスライダー

Subdivide Sizeスライダーは、Sculptris Proと互換性のあるブラシでのみ機能します。

ストローク中にメッシュに適用されるテッセレーションの密度を定義します。

 

低い値は密度の高いテッセレーション(小さいポリゴン)を作成し、高い値は密度の低いテッセレーション(大きなポリゴン)を作成します。

 

Adaptive Sizeモードがオンになっている場合、このスライダの効果はDrawSizeの値によって調整されます。

Undivide Ratio

Undivide Ratio(比率を下げる)スライダーはブラシストロークに適用されるデシメーションの量を定義します。 Undivide機能の目的は、ストロークの質を高め、不要なポリゴンを追加しないようにすることです。

 

Undivide Ratio機能は、CombinedボタンをOFFにすることによって、スカルプトストロークから切り離すことができます。 そうすることで、ブラシストロークの反応性とスピードが向上します。

 

値を小さくすると、ブラシストロークの範囲内で最小のポリゴンのみがデシメートされ、効果はモデルの密な部分でのみ表示されます。 値を大きくすると、大きな三角形がデシメートされ、モデルの密度の低い領域でも最適化が表示されます。

Sculptris ProがSmoothブラシに与える影響

Smoothブラシでは、UnDivide Ratio値を使用して、デシメーションとスムージングを同時に行います。

 

しかし、モデルが現在のSculptris Proの設定よりも密度が低い場合、これらのブラシは、通常のスカルプトブラシと同様に、エフェクトを適用するために必要なポリゴンを追加します。

 

 ディテールに影響を与えずにポリゴンを追加または削除したい場合

Brush>Clone機能を使用して新しいSmoothブラシを作成し、Z Intensity値を0に設定します

この場合、テッセレーションはメッシュスムージングなしで適用されます。

※当然メッシュが減ればディテールが甘くなるところがでますのでご注意

 

Sculptris Pro  ローカル設定

Brush> Sculptris Pro にもSculptris Proについて設定があります。

これはブラシ単位で固有の設定をする箇所です。

 

デフォルトでは、Sculptris Proは互換性のあるすべてのブラシで優先して機能しています。 つまり、ストロークパレットにあるグローバルなSculptris Proの設定に基づいて、モデルをローカルでテッセレーションします。

 

それぞれのブラシを独自の設定にカスタマイズして、特定のニーズに合わせてコントロールすることができます。

Enable

EnableがOFFの場合、Sculptris ProモードがONになっていても、ブラシはモデルをテッセレーションしません。

 

使いどころとしてはテッセレーションなしで、ブラシ標準の機能を使用したい場合。

(hPolishなど)

 Brush>Cloneでブラシを複製し、新しいブラシとして作成するのがおすすめ

 

Use Global

デフォルト(ONの状態)、Use GlobalはブラシにストロークパレットのSculptris Pro設定を使用するよう指示します。

OFFにすると、Brush> Sculptris ProサブパレットのAdaptive Size、Combined、SubDivide SizeおよびUnDivide Ratioの設定を使用します。

 

現在選択してるブラシにのみ影響します。

Adaptive Size, Combined, SubDivide Size and UnDivide Ratio

Stroke>Sculptris Proの機能の全く同じです。

現在選択しているブラシにのみ適用されるという点にご注意下さい。

 

Use GlobalがOFFの場合、これらの設定はSculptris Proのグローバル設定よりも優先されます。

Sculptris Proを使うときのコツ

パフォーマンス向上のためには

  • CPUのパフォーマンスが影響を与える
  • Sculptris Proの設定でCombineモードを無効にする
  • 形状を整えるなど、メッシュの追加/削除が不要なときにはScilptris ProモードをOFFにする

Decimation Masterを使用して効率化

Decimation Master(プラグイン)を使用すると、モデルのポリゴン数を大幅に削減し、必要な箇所のディテールを保持することができます。

ポリゴン増加のためにブラシストロークが反応しにくいと感じる場合は、約20%ほどデシメートしてみてください。

手順

  1. ZPlugin>Decimation Masterを開きます
  2. Pre-Process Currentを押して、一時ファイルを作成(数秒~数分かかることもあります)
  3. Decimationスライダーを使用してデシメーション値を80に設定します。 20の値を設定すると、ZBrushにポリゴンの総数が80%減少し、残りの20%が維持されます。
  4. Decimate Currentボタンを押します。
    この時点であなたのモデルはデシメートされ、UIの上部に表示されるポイント数は劇的に減少します。
    ほとんどのモデルでは、20%程度のデシメートではモデルに視覚的な変化をもたらさないでしょう。
  5. もしさらにスカルプトしたら、1~4の手順を繰り返します

 

 Decimation Masterには、ワンクリックデシメーション用のプリセットも含まれています。

20kボタンを押すと、ZBrushは自動的にモデルを前処理して、ターゲット数に達するのに必要なデシメートを適用します。

望んだ状態にならなかったら別のプリセットをクリックします。必要に応じてDecimation Masterの機能について調べてみてください!

 

やってみました

画像の圧縮のせいでモデルの形状の変化があまりわからないですね、、、。

 

ドキュメントどおり、20%程度のデシメートでは確かにそこまで変わらず、80%のデシメートとなると表面にポリゴン感が出てきます。

とはいえ数値を見てもらうとよくわかるのですが、コレだけ大きく削ってもフォルムが崩れないDecimation Masterはスゴイ!

まとめ

基本的な設定はこちらでおしまいです。

Sculptrisの設定画面はカスタムUIで表示しておいたほうが何かと便利だなーと思いました。

■UIの登録の仕方

 

Decimation Masterとの併用は何かと便利そうでした。

 

基本設定を使いこなして快適にスカルプトしていきたいですね.

 

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