FiberMeshの基本設定とブラシがFiberMeshに与える影響を調整する設定

FiberMeshには生成をコントロールするサブパレットとスタイリングをする際にブラシが与える影響をコントロールする2つの設定箇所があります。FiberMeshサブパレットの各種設定について調べてみました。

 

 

関連情報基本的なワークフローはこちら

 

 

参考

FiberMesh controls| ZBrush Docs

FiberMesh| ZBrush Docs

 

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FiberMeshへのアクセス

FiberMeshと名の付くサブパレットは2つ存在していてToolBrushメニューの中にあります。

Tool>FiberMeshはFiberMesh生成するための設定、Brush>FiberMeshはFiberMeshをスタイリングするためのブラシの設定です。

Tool>FiberMeshの設定

ざっとまとめるとこんな感じ。

部分ずつピックアップしていきます。

 

Lightbox > Fibers

LightBoxにあるFiberMeshプリセットにすばやくアクセスします。

 

Open/Save

保存したFiberMeshの設定をロードします。/FiberMeshの設定を保存します。

 

Preview

現在の設定に基づいてFiberMeshのプレビューを生成します。

 

もう一度押すとFiberMeshは非表示になります。

 

プレビューの状態の間FiberMeshの設定の変更はリアルタイムで更新され、すぐに結果を見ることが出来ます。

 

 

最終結果を確認するためにBPRレンダーを使用することも出来ます。

 

Previewが有効な間、モデルを回転又は移動すると、マウスを放すまで一時的にFiberが非表示になります。ベースメッシュ(※FiberMeshを生成するための元モデル)のトポロジーやマスキング、ポリペイントの情報を変更すると、Previewは一旦無効になり、もう一度Previewを押すまでFiberは非表示のままです。

 

Accept

ベースメッシュのSubToolとしてFiberMeshを生成します。

 

 

Previewと異なり、ここで生成されたFiberはスカルプトやGroomブラシによるスタイル変更、PolyPaintなどに対応可能なSubToolになります。

 

 

AcceptされたあとのFiberMeshは、BPRレンダリングオプションを除くFiberサブパレットの設定の影響を受けません。Acceptした時点で、Fiberサブパレットの設定は確定されます。

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FiberMesh-Modifiersの設定

Max Fibers

生成されるFiberの最大数を定義します。

 

値は数千のFiberになります。

 人間の頭髪は毛の色、太さ、禿具合にもよりますが通常8万から14万の髪の毛があります。

Dev

生成するFiberの密度を調整します。

 

By Mask

マスクがFiberを生成する場所に与える影響の強さを定義します。

 

 

このスライダーが高いほどFiber生成するためのガイドとしてマスクを使用します。

強度の弱い箇所は短く、より少ないFiberが生成されます。

 

By Area

ベースメッシュのトポロジーに基づいてFiberMeshを定義します。

 

大きいポリゴンのFiberは小さいポリゴンのFiberよりも長く太くなります。

 

均一なFiberを生成したいのであればByAreaを0に設定ですね。

 

この機能はベースメッシュの形状を考慮し、日向きの変化や形状の崩れがあるモデルで、より自然なFiberを生成するために使用します。

Imbed

ベースメッシュに対して生成されるFiberの埋まり具合を定義します。

 

Fiberの根元がベースメッシュに直接生えているか、浮いているか、埋まっているか設定できます。

 使いどころ:ベースメッシュがローポリで、Fiber生成後にSubDividをかけたい場合

SubDivideするとわずかに収縮する特性を勘案してFiberを埋めることで、ベースメッシュをSubDivide後もFiberが浮くことなくサーフェイス上に生成されたように見えます。

Length Profile

カーブでFiberのセグメントの長さを調整します。

 

デフォルトのカーブでは各セグメント一定の長さで生成します。この機能を使うことでFiberの根元や先端にセグメントを集中させることが出来ます。

Length

Fiberの全長を定義します。

 

各Fiberの長さはByMaskByAreaのスライダーの設定によって変化します。

LeV

Fiberの長さにバリエーションを与えます。

Coverage

Fiberの太さを調整します。

CoV

Fiberの太さにバリエーションを与えます。

Width Profile

カーブでFiberの太さを調整します。

 

設定が追加されたことにより、Flare設定は削除されました。

Scale Root/Scale Tips

Fiberの太さを数値で調整します。

 

Rootが根本側、Tipsが先端側。

Slim

Fiberの幅と高さの比率を定義します。

SIV

Slimにバリエーションを与えます。

Revolve Radius

カーブでFiberの根元から先端の回転(カール)を調整します。

Revolve Rate

個々のFiberのカールの強度を調整します。

ReV

回転にバリエーションを与えます。

Twist

個々のFiberにねじりを加えます。

 

RevolveRateとは似て非なるものですね。

TwV

Twistにバリエーションを与えます。

Gravity

Fiberの先端に重力をかけます。

 

重力の方向は、キャンバスの作業平面に対するモデルの位置によって制御されます。

 

例えばDemoHead.ZTLを顔を下に向けてPreviewをした場合、Fiberは顔に向かって下がります。

 Gravity値を設定または更新する前に、まずモデルの向きを設定することが重要です。

Horizontal ・ Vertical Tangent

サポートメッシュの法線の垂直または水平を変更して、生成されるFiberの方向を変更します。

 

  • SubTool化したFiberMeshにさらにFiberを生成したい時に使用されます。
  • 既存のFiberMesh上にさらにFiberを生成することで、羽毛上のFiber生成に役立ちます。
  • この設定は通常のメッシュよりもFiberMeshオブジェクトに効果的

Clumps

同一のサポートメッシュから生成されたFiberをまとめて伸ばしたり、短くします。

マイナスの値にすると先端がボサボサになっていきます。

ClV

Clumpにバリエーションを与えます。

Color Profile

カーブでFiberの根元から先端の色を調整します。

Base Color

カラーパッチで選択された色でFiberMeshのRoot部分の色を定義します。

Tip Color

カラーパッチで選択された色でFiberMeshの先端部分の色を定義します。

Morph Target Guided

Toolの現在の状態とMorphTargetに保存された形状のの差分にFiberを生成します。

 

 

  1. ToolまたはSubToolを選択します。
  2. Tool > Morph Target > StoreMT で現在の状態を保存
  3. スカルプトを行います。
  4. Tool >Morph Target > Switch で元の形状に戻します。
  5. Tool > FiberMesh > Preview でFiberMeshのプレビューをします。
  6. Morph Target Guided ボタンを押します。
    すると、元モデルとスカルプト後の差分の箇所に、FiberMeshを生成します。

Profile

Fiberの辺の数を定義します。

 

デフォルトは1では板ポリゴンで生成。3三角形・4四角形のポリゴンで生成します。

この値を大きくすると丸みを帯びたFiberになりますが、FiberMeshのポリゴン数が大幅に増加します。

 

 

値が1より大きい値に調整されると、ZBrushはポリゴン数を増加させずともBPR設定を利用してレンダリング時に辺の数を操作できることを警告します。

 

髪の毛、毛皮、衣類の布地などのFiberを生成する場合は、この値を1に保ちBPRレンダリングオプションを使用することをお勧めします。FiberMeshをエクスポートする場合は、Profileを使用しましょう。

 

Segments

各Fiberのセグメント数(1辺あたりのポリゴン数)を定義します。

 

値を大きくすると角度が滑らかになりますが、ポリゴン数も増加します。

FiberMesh-PreviewSettingsの設定

関連記事ZBrushのレンダリングの種類

 

Fast Preview

Fiberの形状のみを表示します。

 

軽い表示なので、Fiberをより簡単に修正したりスカルプトしたりすることができます。

Fast previewモードは通常のPreviewやAccept後は選択したSubToolにのみ反映されます。

Preview Fiber Visibility (PRE Vis)

Fast Previewが有効になっているときに表示するFiberの割合を定義します。

 

FiberMeshで作業している間パフォーマンスを上げ、スピードアップすることができます。

 

この設定により非表示にされたFiberもスカルプトやペイントの影響は受けます。

FiberMesh-Export Curvesの設定

ZBrushはスカルプトしたFiberをガイドカープオブジェクトとしてエクスポート、任意の3DソフトウェアのHair snd Furシステムに使用することができます。

 

ネイティブはmodo、Maya、LightWaveファイル、そしてobj。

FMGはFiberMeshGuide。インポーターを作成したい開発者向けの専用ファイルフォーマットなので気にしなくてよいです。

 

Export Curves

ガイドカーブをエクスポートします。

 

対応フォーマットは上記の通り。

 書き出す前にPRE Visスライダーのパーセンテージの設定を必要な値にしておくことが必要です。

 

FiberMesh-BPR Settingsの設定

Root and Tip Anisotropic

Fiberの根本から先端にかけたサーフェイス法線に影響します。

 

値が増加するとFiberの法線が均一になっていきます。

 この設定はジオメトリーのサーフェイスアスペクト自体に影響するため、マテリアルの異方性設定する必要がありません。マテリアルによっては異方性設定を持っていないのでこの機能が有効です

異方性とは

物質や空間の物理的性質が、方向によって異なること。

 

Subdivision

レンダリング時に各Fiberを細分化する回数を定義します。

 

 

この操作は、従来のサブディビジョンスムージングと同じ方法でFiberを細分化し、Fiberをより自然に見せます。

Sides

レンダリング時に各Fiberが持つ辺の数を定義します。

 

 

この設定は、Fiberの作成時にProfileスライダーの値が1に設定されていた場合にのみ使用できます。

Radius

レンダリング時にFiberの半径を定義します。

 

 

実際のジオメトリの量を増やす必要なくボリュームを与えることができます。

FiberMesh-Export Displacementの設定

Fiberをベクターディスプレイスメントマップとしてエクスポートすることができます。これは他のアプリケーションで再構築する必要があります。

 

Fiberをベクターディスプレイスメントマップでエクスポートすると、OBJファイル(.obj)、マテリアルファイル(.mtl)、ベクトルディスプレイスメントマップ(.exr)が書き出されます。

Tangent

出力されたディスプレイスメントマップがポリゴンの法線に基づいているのか、ワールド軸に基づいているのかを設定します。

 

ONにするとポリゴンの法線に基づいて出力されます。

 

アニメーションするオブジェクトの場合はこのチェックを入れてTangentで出力します。

32Bits

デプス(深度)付きのマップを生成します。

 

32bitの利点は、正確な結果を得るためにレンダリングエンジンでデプスの値を設定する必要がなくなります。

 

OFFにすると16bitのマップになります。

Export Vectors Disp

Fiberをベクターディスプレイスメントマップとして、OBJファイルとともにエクスポートします。

Brush>FiberMesh

ブラシがFiberMeshに与える影響を調整する項目です。

Groomブラシもこのパラメーターのによって調整されている部分があります。

この設定を利用するとSnakehookやmoveブラシなど既存のブラシがFiberに与える影響を調節できます

 

 

関連記事FiberMesh専用のブラシはこちら

Preserve Length

スタイリング中にFiberの長さを保持します。

 

 

値が100の時はFiberの長さが完全に保持されます。

値が低い場合はスタイルを変更したときにFiberが長くなります。

 

Forward Propagation

Fiberの根元の影響を先端にまで伝播させます。

 

moco
実際使ってみるしか表現しようがないのですが、髪の毛の先端をつかんでスタイリングするような感覚ですかね。

Inverse Propagation

Fiberの先端の影響を根元にまで伝播させます。

moco
こちらも使ってみるしか表現しようがないのですが、髪の毛の根本をつかんでスタイリングするような感覚?Fawardと似ているようですがやはり挙動は違います。

Stiffness

Fiberの曲がり具合を調整します。

 

値が高いほど、Fiberをより曲げます。

Springness

Fiberの固さを維持しながら微妙に元の位置に戻そうとします。

 

StiffnessがONになっている場合にのみアクティブです。

Front Collision Tolerance

表示されているSubToolをFiberが突き抜けないようにするためのコリジョンの設定です。

 

この設定は全てのブラシでデフォルトで有効になっています。

 

 

これはグローバル設定です。1つのブラシに対してオフにすると、すべてのブラシに対してオフになります。

Front Collision Variations

Edit時にFiberの重なりが少なくなるようにFiberの変化を維持します。

 

これはFront Collision Toleranceと連携して機能します。

FiberMeshで髪の毛を作る動画

これらの設定を駆使して髪の毛を成形している動画がyoutubeに数多アップされています。

使ってみないと感覚がわからない

特にブラシに与える影響の使いどころや良し悪しは実際に使ってみないことにはわからないです。サンプル的に触ってみたもののさっぱりわからず。

 

スタイリングが難しい!!

 

Hairをしっかり使う機会があった際のとっかかりとして残しておきます。

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