【ZBrush】Gizmo 3D マルチSubTool選択(複数のSubTool選択)

Gizmo3Dでの複数のSubTool操作の特徴とやり方のご紹介です。

 

複数操作が出来るようになったとはいえ

何がで出来ること、出来ないのか?

という方に向けて。

 

参考

Gizmo 3D - ZBrush Docs

 

関連記事SubToolの基本操作はこちら

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Gizmo 3Dと複数のSubTool

複数のSubToolの操作は、Gizmo 3Dでのみ可能です。

出来る事

Gizmo 3Dを使用すると、一度に移動、拡大縮小、または回転を適用できます。

出来ないこと

複数のSubToolsを同時にスカルプト、デフォーマを適用するなどの操作は不可能です。

 

関連記事ZBrush2022以降では、Gizmoにソフト変形可能な機能が追加されました

複数操作をする方法

  1. Gizmo 3Dの上部にある「Trans­form All Selected SubTools」モードを有効( )にします。
    Gizmo 3Dがこの状態になると、表示可能なすべてのSubToolsをGizmo 3Dで操作できます。
  2. 必要に応じてハッシュラインのON/OFF(※後述)を行い、複数操作するオブジェクトを選択します。
  3. 同時操作するオブジェクトが選択されたら、移動・回転・縮小などのトランスフォームを行います

 

関連記事通常のSubToolの操作方法はこちらをどうぞ

SubToolの選択

複数のSubTool選択の基本はSubToolリストにある表示設定を使用します。表示されているSubToolのみがGizmo 3Dの影響を受けます。

Temporary selectionモード

別の方法として、Temporary selectionモードを使用する方法があります。

 

Gizmo 3Dモードにあり、「Transform All Selected SubTool」モードが有効な場合にのみ機能します。このコマンドは、Hide/Showブラシ(LassoとMarqueeブラシ)のコマンドと似ています。

Temporary selection(ハッシュラインのON/OFF)手順

  1. 選択したいSubToolsをCTRL +SHIFT +クリックします。 選択されていないSubToolsはハッシュラインで表示されます。
  2. 再度、SubToolsをCTRL +SHIFT +クリックすると、選択したSunToolもハッシュラインで表示され、選択から除外されます。
    ハッシュラインを解除したい場合は、再度CTRL +SHIFT +クリック
  3. Gizmo 3Dマニピュレータを使用して、トランスフォームを実行します
  4. TemporarySelectionを反転したい場合は、CTRL +SHIFT+空のスペースをクリック
  5. TemporarySelectionを全て解除したい場合は、CTRL +SHIFT+空のスペースをクリック&ドラッグ

まとめ

直感的にクリックで選択のON/OFFが出来るので楽チンですね

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