ZBrushには、DynaMeshやRemesh Allなどを使用したブーリアン機能があります。

 

 

ここではSubToolを使用したブーリアンの結果をリアルタイムに表示してくれるLive Booleanについて調べてみました。

 

ZBrush4R8で追加された機能ですが、この記事を検証した現バージョンはZBrush2018です。

 

参考ドキュメントはこちら

 

 

関連機能Dynameshのブーリアンについてはこちら

 

 

スポンサーリンク

基礎知識!SubToolのブーリアンについて

Live Booleanを使用するにあたり、元々あったSubToolのブーリアンについての基礎知識がないと意味がありません。

 

参考ドキュメントはこちら

 

SubToolのブーリアン設定

ZBrushのブーリアンの動作にはAddition(加算)、Subtraction(減算)、Intersection(交差)の3つ結果が伴います。

 

 

SubToolでブーリアンを行うためにはSubToolにあるブーリアンの設定を有効にするだけです。

 

 

SubToolのブーリアンの設定箇所

SubToolの右側、矢印又は円形のアイコンで表示されています。

 

アイコンのビジュアルでなんとなく作用がわかりますね。

 

ブーリアンの実行順

ブーリアンはSubToolリストの上から下階層に実行されます。

 

最初のSubToolはAdditonまたはStartモードになり(※後述)、選択されたブーリアンの設定に応じて、以降のSubToolが減算または交差します。

 

表示されているSubToolのみに適用されます。

 

Startグループ

複数SubToolがある場合、Startフラッグを使用し、ブーリアンを適用するグループを指定できます。

 

 

Startグループを作成するには、SubToolプレビューアイコンの右にある矢印をクリックし、 現在のSubToolをグループの最初のものとして定義する "Start"フラグを追加します。

 

 

グループは、別のSubToolがStartグループとして設定されるまで、下階層にあるすべてのSubToolが含まれます。

 

リアルタイムでブーリアン結果を確認!Live Boolean

SubToolで設定したブーリアンの結果を確認できるLiveBooleanには2つの主要要素があります。

 

1.リアルタイムでのブーリアン結果の確認

Render > Render BooleansサブパレットにあるLive Booleanモードを使用すると、SubToolのブーリアン結果をリアルタイムでプレビューします。

 

LiveBooleanのON/OFF

 

ちなみに手っ取り早いのがデフォルトレイアウトの左上にあるボタンです。

 

 

 

これらのボタンを押すことで、ブーリアンの結果がリアルタイムで反映されます。

 

 

CHECK!

LightBox内のBoolean>NutandBolt.ZBRを開きLiveBooleanボタンを押した結果

 

 

あくまでプレビューなので、ブーリアンに使用しているメッシュの移動、拡大縮小、回転、複製、スカルプトが可能です。

 

 ポリフレーム表示(SHIFT+F)をすることでsubtraction(減算)など表示されないメッシュの形状も確認できます。

2.プレビュー結果のメッシュ変換

Tool>SubTool> BooleanサブパレットにあるMake Boolean Mesh全てのブール演算を新しいTool(メッシュ)に変換します。

 

 

Live Booleanの注意事項

LiveBooleanを実行するにあたり、いくつか注意すべき状態があります。

 

同一平面を避ける

ブーリアンを行う際に、ポリゴンが互いに重なり合っている状態を避けてください。

 

 

同一平面をチェックするための機能

Render > Render Boolean > Show CoplanarモードをONにすることで、同一平面にあるすべてのポリゴンが赤くハイライト表示されます。

 

 

Live BooleanをONにすることで、こちらの設定もON/OFF可能なので、一緒にONにしておくと何かと便利やもしれません。

 

 

メッシュの密度の極端な差を避ける

SubToolのブーリアンは、基本的には元のトポロジーを維持し、ブーリアン処理される部分のみトポロジーを変更します

 

 

ポリゴン密度の高いモデルと低いポリゴンを組み合わせることは避けてください。

 

 

密度に差のある2種類のメッシュの結果は、細長い三角形を生成する可能性があり、他のブーリアンに悪影響を及ぼす可能性があります。

Dynamic Subdivisionの使用にご注意

LiveBooleanはDynamic Subdivisionを使用することが出来ます。

 

 

関連記事Dynamic Subdivisionについてはこちら

 

 

ただし、Make Boolean MeshはDynamic Subdivisionを適用前の形状で実行されます。

 

そのため、ローポリで作成されたメッシュでは他のブーリアン処理に悪影響を及ぼす三角メッシュが作成されてしまう可能性があります。

 

Dynamic Subdivisionのイメージを維持したままメッシュ変換

Tool>SubTool> BooleanサブパレットにあるAllow Dynamic Subdiv(DSDiv)をONにした状態でMake Boolean Meshを実行します。

 

 

まとめ

リアルタイムでブーリアン結果を確認するための機能という程度の認識しかなかったのですが、そもそもZBrushのブーリアン自体が奥深いものでした。

 

 

まだまだブーリアン自体は色々設定できること(ArrayMeshやNanoMeshを利用したり)やれることが多そうなので、その点については追々調べていきたいと思います。

おすすめの記事