【ZBrush】ポリゴン表示/非表示の基本操作とVisibillity(可視性)の各設定

ZBrushで任意の範囲のポリゴン表示/非表示、表示部分の拡張/縮小他ポリゴン表示にまつわる機能と標準のホットキーのご紹介です。

 

作業しやすいようにメッシュの一部表示/非表示(にしてポリグループを分ける)ことは基礎中の基礎ともいえる操作方法ですが

表示部分の拡張/縮小のショートカットを忘れた。

機能何処にあったっけ?

という問題にぶつかったため、改めて基本操作からまとめておきます。

 

この記事では

メッシュの一部表示/非表示操作

Visibillity(可視性)の各機能

をまとめています。

この記事がおすすめな人
  • メッシュの表示/非表示の基本操作を知りたい人
  • 表示部分の拡張/縮小他Visibillityの場所を知りたい人

 

 検証に使用したバージョンはZBrush2021.1.6

 

参考

Mesh Visibillty | ZBrush Docs

 

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メッシュの一部を表示/非表示

Strokeを変更することで様々なRect(矩形)以外の選択方法を選べます

表示範囲の選択

CTRL+SHIFT+ドラッグ

非表示範囲の選択

CTRL+SHIFT+ALT+ドラッグ

表示範囲の反転

CTRL+SHIFT+キャンバスの何もないエリアをドラッグ

全てを表示

CTRL+SHIFT+キャンバスの何もないエリアをクリック

選択したポリグループを表示

CTRL+SHIFT+表示したいポリグループ上でクリック

 ポリグループ表示を反転させた場合

そのままCTRL+SHIFT+別のポリグループをクリックすると続けてクリックしたポリグループは非表示になるという特性があります

複数のポリグループを表示したい

  1. 最初に選択したいポリグループの一つをCTRL+SHIFT+クリックで表示します
  2. 表示の反転を行います
  3. 他の選択したいポリグループ上でCTRL+SHIFT+クリックで表示し、非表示にしていきます
  4. 改めて表示の反転を行います
 表示したいポリグループをまず非表示にして、最後に表示反転するという手法なので後述の選択したポリグループ非表示を使っても問題ありません。

選択したポリグループを非表示

CTRL+SHIFT+非表示したいポリグループ上でダブルクリック

 

複数のポリグループを非表示にしたい場合

  1. 非表示にしたいポリグループをCTRL+SHIFT+ダブルクリックで非表示に
  2. CTRL+SHIFT+クリックで非表示にしたいポリグループ上をクリックしていきます

ループ非表示(ループ選択)

StrokeがLassoの状態でエッジ上をCTRL+SHIFT+クリック

デフォルトではCTRL+SHIFTを押すことででselect Lassoになるのでその状態で使用するのが手っ取り早いです。

Visibillity(可視性)

Tool>Visibillity

参考

Visibillty | ZBrush Docs

HidePt

マスクされていない箇所を非表示にします

 

マスク値が50%未満のポリゴンをすべて非表示にします。

ShowPt

非表示ポリゴンを全て表示します

Graw

表示部分を拡張します。CTRL+SHIFT+X

 

非表示部分との境界線のポリゴンを1ループずつ表示していきます

 

参考こんな使い方

Shrink

表示部分を縮小します。CTRL+SHIFT+S

 

非表示部分との境界線のポリゴンを1ループずつ非表示していきます

Grow All

表示されている部分のジオメトリでつながっている部分を全て表示します。CTRL+SHIFT+A

 

参考こんな使い方

他にも

Outer Ring

表示部分の境界線上のポリゴン以外を全て非表示にします。CTRL+SHIFT+O

 

Glow to Polygroups

表示部分をポリグループの境界まで拡張します。CTRL+SHIFT+Q

基本に還ることも必要ですね

ポリグループを直接非表示やループ非表示なんて出来たんだ!と気づかされることが多かった今回でした

 

関連記事いつの間にか右ナビゲーションでビューの操作も出来てました

 

ZBrush関連アイテム&書籍

日本語の書籍も沢山出ています。バージョンが古いものもありますが、基本的な操作方法に大きな違いはないので大丈夫かと思います。お気に入りの1冊を見つけてください。

 

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Twitterでも積極的にTipsを配信していた福井信明さん(@nobgame)の書籍。

基本操作から、(超)丁寧に解説しているのでZBrushを始めたばかりの人にも、無印ユーザーもおすすめです!

関連記事実際にやった感想

ほか初心者向けの入門セミナーでもわかりやすく解説されていました。

 

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関連記事レビュー

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