
Aaron Koressel 氏のMELスクリプト『ackNegateKeys』のanimbotで代用機能を探した記録。
Maya 2022でackNegateKeysスクリプトを実行しようとすると、エラーメッセージも出ずにクラッシュしてしまう現象が発生
固まるんです。愛用していたスクリプトの一つのため、animbotに同様の機能がないか探してみました。
この記事では
fa-check-circle-oackNegateKeysの代わりになる機能
fa-check-circle-oそこに至った経緯、参考サイト
をまとめています。
コンテンツ
結論 『ackNegateKeys』の代わりは『Scale From Neighbor Left』
多分これ。間違っていたらご指摘ください。

参考ヘルプ Scale From Neighbor Left解説
結果に至るまでの経緯
どういうステップでこの結論に至ったか。
先ずはackNegateKeysの機能解析
そもそもackNegateKeysは何をしていたか。何となくカーブを反転するのは理解していましたが、デフォルト値(0)が基準ではなさそうだし…。
ということでGeminiさんに解析依頼。その回答が↓↓
ackNegateKeys.mel の機能解析
まず、比較対象となるこのスクリプトが「正確に何をしているか」をコードから読み解きます。
- 基本機能: 選択したキーフレームの値(Value)を反転させます 。
- 計算方法: 単純に -1 を掛けるのではなく、特定の「ピボット(基準値)」を中心に反転させます 。
ピボットの自動取得:
- デフォルトでは、選択範囲の左側(過去)にある隣接キーの値をピボットとして使用します 。
- 設定により、右側(未来)のキー や、最後に選択したキー を基準にすることも可能です。
用途:
ポーズの反対側を作成したり、アニメーションの対称性を作ったりするのに役立ちます 。
つまり、「直前のポーズ(キー)を基準にして、動きを反対側に折り返す」 という挙動を自動で行うのがこのスクリプトの肝です。
あくまでAIによる解析なので真偽を確認する術を持っておりませんが、とりあえずこの解析結果をもとにAnimbotの機能を探りました。
デフォルトでしか使用していなかったので、選択範囲の左側(過去)にある隣接キーの値をピボットにしている機能ですね。
animbotの機能を探る
カーブを反転させるという所であたりをつけたのがKeySliderのScale項目。

Animbotのヘルプを探るのも悪くはないのですが、全機能解説して下さっているわたなべ研究室【CGアニメーター向け情報チャンネル】さんの動画を参考にさせていただきました。とても分かりやすい!
その中でScale From Neighbor Leftが正に左(過去の)のキーを基準に拡大縮小されていたわけです。
■わたなべ氏も愛用とのこと

【animBot全ツール大紹介:Part 2】緑色ツールグループ!キーやカーブの編集ができるツールたち!より

ackNegateKeysと同じ挙動だから愛用してたのかな?
これから愛用していきたいと思います
正直カーブが反転してくれれば(どうせ調整するので)なんでもよかったのですが、折角なので長らく愛用していたスクリプトと似た動作のものを使いたくて今回に至りました。
今後は『Scale From Neighbor Left』を愛用していきたいと思います。
『ackNegateKeys』長らくありがとうございました!
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