
3ds Maxのビューポートの操作感を一瞬で慣れ親しんだMayaのスタイルに切り替える方法のご紹介。
- 普段はMayaを使っているけど、プロジェクトの都合で3ds Maxを使うことになった
- 3ds Maxを触り始めた、ビューポートのカメラ操作が手に馴染まない…
3DCGアーティストなら、そんな経験が一度はあるかもしれません。特に、毎日何百回となく行うビューポートのカメラ操作(回転、移動、ズーム)は、まさに「手が覚えている」もの。
これが違うだけで、大きなストレスを感じてしまいますよね。
この記事では
fa-check-circle-oビューポートの操作をMayaナイズに変更する設定
をまとめています。
私も最近うん年ぶりに3dsmaxを触ったところ見事に忘れてる…
という状況に直面したのでここに残しておきます。
検証バージョンは3dsmax2022
インタラクションモード
カスタマイズ>基本設定 >インタラクションモード
左のプルダウンからMaya 右のプルダウンから3dsMaxのみを選択してOKを押します
これでMayaユーザー的にスムーズに作業へ移行することができます。
最大のメリット:カメラ操作がMayaと完全に同じになる!
この設定で最も恩恵を受けるのが、ビューポートのカメラ操作です。ALTキーを主体とした、あの直感的な操作が3ds Maxでも可能になります。
操作 | Mayaモードでの操作 | 3ds Max デフォルト操作 |
---|---|---|
回転 | ALT + 左 ボタンドラッグ |
ALT + 中 ボタンドラッグ |
移動 | ALT + 中 ボタンドラッグ |
中 ボタンドラッグのみ |
ズーム | ALT + 右 ボタンドラッグ |
ALT +CTRL +中 ボタンドラッグ |
フォーカス | Fキー | Zキー |
これでもう、操作を間違えてイライラすることはなくなりますね!
注意点:変わるのは「操作感」だけ
この設定で変わるのは、あくまでビューポートのナビゲーションやオブジェクト選択といった「基本的な操作感」のみです。
- UIのレイアウト(コマンドパネルやモディファイヤスタック)
- モデリングの手法
といった、3ds Max固有のワークフローは変わりません。この設定は、あくまでMayaから3ds Maxへの「架け橋」として活用するのがおすすめです。
基本操作だけでもストレスなく移行できると助かりますね