ここではChrome 拡張機能であるGoogle Tag Assistantで見知らぬID:UA-66202210-1を発見、解決策を模索した流れをご紹介します。
自分に関係ないタグが表示されると何事か?と不安になりますよね。
結果的にはUA-66202210-1はアナリティクス数値に影響しないので無視でOKです
コンテンツ
疑ったキッカケはアクセスの急増
ブログのSSL化を果たし、テンプレートを「Diver」に変更して各所カスタマイズをしました。
長期休みということも合わさって、ユーザー数は多少下がったものの直帰率やページセッション、平均セッション率などにかなりポジティブな変化が表れていたため、アナリティクスの2重登録を疑い、調べました。
アナリティクスの状況
ページセッションが2以上(以前は1.7前後)、直帰率が低い(以前は80%前後)ということが気になった原因。
SSL対応を行い、Wordpressのテーマを変更して回遊しやすい状態になったことは間違いないのですが、突然の大きな変化に戸惑い調査を始めました。そしてたどり着いたのがGoogle Tag Assistant.
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TagAssistant(by Google)とは
Chromeの拡張機能の一つでアナリティクス等の設置状況を確認できるツールです。
我が家のTagAssistant表示結果
うぉ!変なIDがある!!!このせいか!!(自分のID隠しても意味なかったw)
検証1:プラグインの干渉を調べる
アナリティクスの2重登録を調べると大抵は
- 複数のSEOプラグインに登録(ALL in One SEOなど)
- トラッキングコードをPHPに張り付け
- テンプレートのSEOとプラグインのSEOの重複
といった内容があがり、それぞれ全て調べてみました。
ただ、そもそもUA-66202210-1なんてID取得した覚えがないのですよね。
当然ながらアナリティクスにも存在してません。
検証2:WordPressテーマを疑う
Chromeのデベロッパーツールを使用して、該当ID箇所を探ってみました。
するとどうやらGoogleアドセンスの箇所。
試しにアドセンスを外してみたところ、そのページでのタグのエラーがなくなりました。
このサイトのテーマたるDiverの公式ページでも同じIDの表示が、、、!!!これはまさか、、、、!!!と
WordPressのテーマに違いないという頭にストップをかけたのは誰でもない夫。
検証3:テンプレートの中身を探る
夫によりテンプレートデータの中身にUA-66202210-1の記述があるかを探しました。
使ったツールはさくらエディタの検索メニュー>Grep検索。
複数のファイルから指定した文字列を検索できるので便利な機能です。
検索したところUA-66202210-1の記述はなく、テーマは全く関係ありませんでした
DIVERさんごめんなさい。
検証4:UA-66202210-1自体を検索にかける
検証1~3によりローカルの環境ではなくGoogleアドセンスの広告自体に問題があるんではないかという結論に至りました。
それならばとこのID自体を検索にかけたところいくつか情報が出てきました。
(一部抜粋:意訳)散発的に出現する未知のトラッキングコードは、サードパーティのサイトに広告を掲載することが多いためです。支払いソリューションや他の第三者のコードからのものでもあります。
Adsenseを利用する以上、3rd Partyが原因で不要なはずのプロパティIDが露出してしまうものの、 数値には影響はない
結果:UA-66202210-1はアナリティクス数値に影響なし
この結論に至るまで半日程時間を費やしましたorz。
結果的に見知らぬトラフィックIDの出現は世界中で起きている現象で、Asdsenseを利用している以上出てくる症状のようです。
サイトをリニューアルして数日。心配していた数値も大分落ち着き、これまでと同様のページセッションや平均セッション率、直帰率になってきました。
完全に杞憂でしたね。