【ZBrush】LazyMouse(レイジーマウス)の設定とストロークの重ね掛け&任意の場所に繰り返す方法

LazyMouseの各設定とストロークの重ね掛けや同じストロークを複数回適用する方法のご紹介です。

 

1度描いたストロークをもっと深くしたい。

同じストロークを別の場所にも適用したい

という方に向けて

 

この記事では

LazyMouseの各設定

ストロークの重ね掛けする方法

同じストロークを複数回適用する方法

をご紹介しています。

 

この記事がおすすめな人
  • LazyMouseの各設定の詳細を知りたい人
  • ストロークを繰り返して適用したい
 検証バージョンは2020.1.3

 

参考

Lazy Mouse | ZBrush Docs

 

関連記事ストロークを記録・再利用する方法もあります

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Lazy Mouseの設定

Stroke>LazyMouse

Lazy Mouse(Lキー)

LazyMouseのON/OFF

これがONの時(デフォルト)、マウスカーソルの後ろには赤いひも状のドラッグラインが表示されます。これによりブラシストロークを正確に把握することが出来ます。ホットキーはL

moco
ドラッグラインは便宜上勝手に呼称しています。
元は「string=紐」との記載

Relative

ブラシサイズによってステップ数が変わります。

LazyStep

ブラシの間隔を調整します。

LazyMouseを別々のステップ数で適用することが可能になります。

LazySmooth

LazyMouseの効果を強めたり弱めたりします

LazyRadius

ドラッグラインの長さを定義します。

ドラッグが長ければ長いほど、ストロークはより正確になりますが、それを達成するために手を動かさなければならなくなります。

LazySnap

前のストロークの終点と新しいストロークの始点の間の検出距離を定義します。

カーソルが前のストロークの終点に近い場合、この機能を使用するとストロークをつなげることが出来ます。カーソルが検出範囲内にある場合、オブジェクトをクリックするとカーソルが前のストロークの終点に再配置されます。

近い距離に複数のストロークを描きたい場合はこの設定を低くする必要があります。

筆圧にも要注意!きれいなストロークを作成したい場合

  1. 筆圧無し
  2. マウスで描く(ペンタブを使わない)

という二つの方法があります。

1に関しては

Brush >Tablet Pressure>SizeZ Intensityの値を全て100にします。

↑この値

Backtrack

Backtrackモードは、ストロークはペン(マウス)の始点に戻るときに適用されます

4つの設定Plane(平面), Line(直線), Spline(スプライン) 、 Path(パス)で定義されます。

SnapToTrack

SnapToTrackモードは設定した線に沿ってマウスストロークが維持されます。

上下左右に動かしても、元のストロークの線からは外れません

Plane

Plane Backtrackモードはサーフェスに沿って、仮想のPlane(平面)を適用します。

この平面と交差するサーフェスはどの部分もPlaneのレベルに平坦化されます。

moco
Planerブラシと合わせると効果的!
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Line

Line Backtrackモードは始点と終点の間に直線を引きます

Spline

Spline Backtrackモードは始点と終点の間を平均化した滑らかな曲線にします

曲線の度合いはTrack Curvatureによって定義されます。

Path

Spline Backtrackモードはフリーハンドでストロークがたどるパスを描画します。

SnapToTrackのON推奨

Track Curvature

描く線の曲線具合を調整します。

オプションごとに効果が異なります。

ストロークを重ね掛けする方法

Stroke>Modifiers>ReplayLast(1)

同じストロークを繰り返してくれます。

ストロークを任意の場所に繰り返す方法

Stroke>Modifiers>ReplayLastRelative(SHIFT+1)

マウスの位置を開始点にストロークを繰り返してくれます。

Backtrackを使ってハードサーフェスを作る参考動画

4つの特性がわかりやすい動画

Plane以外を使ってハードサーフェス

LazyMouseは汎用性のある機能ですね

スジ掘り、ハードサーフェス作り、模様作りと何かと汎用性がありそうなLazyMouse。

普段はあまり気にしていないですが設定を生かして色々変更していきたいですね

 

関連記事直線を引く際にもLazyMouseは使われます

 

ZBrush関連アイテム&書籍

日本語の書籍も沢山出ています。バージョンが古いものもありますが、基本的な操作方法に大きな違いはないので大丈夫かと思います。お気に入りの1冊を見つけてください。

 

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