ZBrush-ストロークの記録と再生。Inventory(インベントリー)の設定

ここでは複数ストロークを記録、(複数回)再生するInventory(インベントリー)の各設定についてご紹介します。

 

最後のストロークを繰り返すReplayLast(1キー)と異なり複数ストロークを記録・再生できるのがこの機能の特徴です。

 

同じ模様を他のSubToolにも描きたい時に便利ですね。

 

 

 現在のバージョンはZBrush2019です

 

参考

Inventory | ZBrush Docs - Pixologic

 

関連記事この機能の使いどころ

スポンサーリンク

Inventory

Stroke>Inventory

記録されるもの

  • ブラシストローク
  • 画面の操作

記録されないもの

  • ブラシサイズ・強度の変更

Inventoryの各設定

Record(ホットキー:3)

ブラシストロークを記録します。ホットキーは3

このボタンを使用すると、一連のブラシストロークをキャプチャし、後で再生できるようにディスクファイルに保存できます。

ボタンが有効である限り記録され続けます。

 

 一度OFFにすると、Add Recordingボタン(Add)を押していない限り、記録したストローク情報が消去されるので注意

Add(Add Recording

以前記録したストローク情報を消去せずに、追加で記録できます。

 

RecordをOFFからONにするにこのボタンを有効にすることで、追加で記録することが出来ます。

Strokes Count

記録されたストローク数が表示されます。

 

シングルストローク(マウスやペンがクリックされてからリリースされるまで)の情報が入っています。

ReplayAll

記録されたすべてのブラシストロークを再トレースします。ホットキーは2

 

同じ位置で再生されるので、ストローク効果がより強くなります。

ReplayAllRel (SHIFT+2)

記録されたすべてのストロークを新しいカーソル位置で再生します。

 

開始はカーソル位置に依存するため、ホットキーShift + 2を使用する必要があります (必要に応じて新しいホットキーを割り当てることができるように、ボタンが用意されています。)

ExportLast

最後のストロークをエクスポートします。

 

最新のブラシストロークをディスクファイルに保存します。

 

ストロークファイルは、[StrokeLoad]コマンドを使用してZScriptまたはマクロの一部としてのみロードできます。

ExportAll

全てのストロークをエクスポートします。

 

ストロークファイルは、[StrokeLoad]コマンドを使用してZScriptまたはマクロの一部としてのみロードできます。

シンプルにストロークを繰り返したいならReplayLastも

単に同じストロークを同じ位置で繰り返したい場合はStroke>Modifiers>ReplayLast(1)を押すことでも対応可能です。

 

関連記事

Inventry、シンメトリー機能は利かない?

アイキャッチは左をシンメトリーでストローク(記録)し、右のBOXにReplayAllRelをした結果です。

見てお分かりのように片方しかストロークされません。シンメトリーでストロークさせる方法はあるのでしょうかね、、、?

 

関連記事

ZBrush関連アイテム&書籍

日本語の書籍も沢山出ています。バージョンが古いものもありますが、基本的な操作方法に大きな違いはないので大丈夫かと思います。お気に入りの1冊を見つけてください。

 

注目!ZBrush専用アカウントを作成しました。ZBrush関連の最新記事、過去記事を投稿するアカウントです。良ければフォローしてください

関連記事ZBrushユーザーを増やしましょうぞ!無料で遊べるZBrushCoreMini

関連記事動画で学びたいならこちら

ZBrushCore超入門講座 シリーズ

Twitterでも積極的にTipsを配信していた福井信明さん(@nobgame)の書籍。

基本操作から、(超)丁寧に解説しているのでZBrushを始めたばかりの人にも、無印ユーザーもおすすめです!

関連記事実際にやった感想

ほか初心者向けの入門セミナーでもわかりやすく解説されていました。

 

そしてちょっとしたユーザーの疑問にも丁寧に答えてくれる人格者でもあります!

2020年4月に夭逝されたバイタテリティあふれる素晴らしい方でした。その遺伝子たるこれらの教材をもとにたくさんの作品を生みしてください。

作って覚える! ZBrushフィギュア制作入門

作って覚える!シリーズ第1弾。

初心者向けにフィギュア制作の工程が解説されています。フルカラー石膏を目的とした解説のため分割についての解説はありませんがZSphereやZmodelerなどZBrushでよく使われる機能を網羅した1冊。また書籍購入者向けに商用利用可能なブラシデータも配布されております。ZBrush 4R8対応。


Coreにはない機能を使用しているので注意が必要です。

作って覚える!ZBrushハードサーフェス入門

作って覚える!シリーズ第2弾。

「作って覚える!フィギュア制作入門」が終わってのステップアップならこちら!

Zmodelerの基本操作及びメカモデリングで覚えるZModelerの応用テクニックを学ぶことができます。初心者も対象となっていますが多機能を使用するため、ZBrushに慣れてきてからチャレンジするのがおすすめです。

関連記事レビュー

作って覚える! ZBrushフィギュア制作チュートリアル -はじめてから塗装まで-

作って覚えるシリーズ第3弾。ZBrush 2022対応。

初心者向けにフィギュア制作の工程が解説されています。1弾とチャプターの大きな構成は同じですが、こちらは自宅での3Dプリントを想定しているため分割、出力周りの情報が増量。ワークフローや作成パーツも1弾と異なります。ZSphereの機能周り等1弾から省略された解説がある一方、MicropolyやDynamics等比較的新しい機能を使ったフローも学べます。

 

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事