ArrayMeshの機能を使ってWorldの原点(X:0,Y:0,Z:0)を基点に回転しながらオブジェクトを作成する方法のご紹介です。
インスタンスオブジェクトを複製する際に使われるArrayMeshですが、特に何も設定せずに回転、ピボットの設定をするとソース(元)になっているメッシュを基準にTransformが実行されますよね。
■こんな感じ
これを原点(X:0,Y:0,Z:0)中心で複製します。
この記事では
fa-check-circle-o参考動画
fa-check-circle-oArrayMeshでワールド原点を中心に複製する方法
をまとめています。
- オブジェクトを円状に複製したい人
関連記事ArrayMeshの基本
コンテンツ
参考動画
#AskZBrush: “How can I center the ArrayMesh pivot to the world axis?”
ArrayMeshのピボットをワールド軸の中央に配置するには?
大まかな流れ
- オブジェクトを用意
- 原点を確認(Floorを原点に)
- ArrayMeshでの複製
実際にやってみた
1.オブジェクトを用意します
2.原点を確認(Floorを原点に)
ワールド原点の位置を確認するためにFloorを表示します。Floor初期の設定ではFloorはワールド原点ではなく、Toolの最も下に合わせて表示されてます。
■初期設定
DrawメニューのFloor横のElv(Grid Elevation)を0にすることでFloorがワールド原点に配置されます。
■こんな感じ
3.ArrayMeshでの複製-円状に配置
ArrayMesh色々設定があるのでちょっと混乱しますが、触る箇所は至ってシンプルです。今回はZ軸に360度、円状に配置してみます。
円状配置の基本操作
まずは原点関係なく円形に複製する方法のご紹介です。
- Tool>ArrayMesh>ArrayMeshボタンを押して機能を有効にする
- Repeatで複製する数を決める
- RotateのZ Amount を360に
この時点ではまだオブジェクトの中心を基点に複製されますがご安心ください
- PivotのY Amount に適当な数値を入れる。
トランスフォームの基点位置をここで決めます
- 納得のいく配置になったらMakeMeshボタンを押してメッシュ化
この一連の流れを理解した上で、原点を中心に複製します
原点を中心に円状配置
- Tool>ArrayMesh>ArrayMeshボタンを押して機能を有効にする
- Pivot(①)へ移動し、LockPosをON(②)、Reset(③)を押す。
ResetすることでArrayMeshがデフォルト設定になり、LockPosをONにすることで基点が原点に固定されます。 - Repeatで複製する数を決める(先に入力してもResetで初期状態に戻されるので2の工程をやってから)
- RotateのZ Amount を360に
- 原点を中心に綺麗にトランスフォームされます
- 納得のいく配置になったらMakeMeshボタンを押してメッシュ化
ArrayMesh気軽に使っていきたいですね
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