ZBrushの機能の1つ、ZModelerに特化した初の書籍、「ZBrushでメカを作る! ZModeler超入門講座」を実際にやってみての感想です。
ZBrushでこねこねスカルプトはしているものの、ポリゴンモデリングたるZmodelerを使っていない人はいるのではないでしょうか?
そんなZmodeler初心者に向けて非常に丁寧な解説をしているため、操作に迷うことなく作成できます。
Zmodeler初心者の人、Gizmo3Dを使いこなしたい人は是非とも1冊お手に取ってみてください。
コンテンツ
ZBrushでメカを作る! ZModeler超入門講座の基本情報
2019年12月24日にマイナビ出版より発行されました。
著者
- 初心者に向けての機能や覚えるべきワークフローの絞り込みが秀逸
- 視聴者を置いていかない段階を踏んでのわかりやすい解説
- よく通る声
- 親しみやすいお人柄
とまぁ、実際に直接お会いしたこともあるのですがとにかく気さくな方なんです。
現在ZBrushの学校「ZSchool(Zスクール)」も主催されており、いつかは受講したいと思っています。
他にも2冊超入門講座シリーズとして書籍発行されているので、要チェック!
ターゲット
ZBrush/ZBrushCoreの入門・初級の操作を習得済みの人
ZBrushの基本操作はできる前提の元話が進んでいきます。基本操作と言うのは、ビューの操作、オブジェクトを配置したらEditモードにする、移動、回転、スケールの操作程度です。
ZmodelerはもちろんZmodelerで必須ともいえるギズモ3Dの操作方法についても書籍の中で解説があるのでご安心下さい。
制作バージョンはZBrush2019がおすすめ ※2020.1で解決!
ZBrush2020にはZmodelerに致命的なバグがあります。
おーこれは2020から出てるバグだと思いますー
インセット、押し出し、Qメッシュ、あとClose holeでもエッジが壊れる現象起こりました!
対策として、エッジ同士をなるべく離す、クリースでいけるところはクリースで代用、1番お勧めなのは2019に戻すことらしいですね🤔https://t.co/mYnBJzMJ0m— Capri (@petit_peache) January 23, 2020
修正パッチが出るまでは、ZBrush2019で作成するのがおすすめです。
関連記事修正パッチがでました
UIは日本語
書籍内で使用されているZBrush言語は日本語です。
使用する機能の場所を示す画像が多用されているため英語版でも操作に迷うことはありません。
機能の基本的な配置は同じなので難なく探せるのでご安心ください
ZBrushでメカを作る! ZModeler超入門講座をやってみて
fa-check-circle-o丁寧な基本概念からの説明
fa-check-circle-oあえて失敗させてのこまめな復習
fa-check-circle-oあえて苦労させての効率ネタばらし
何度と同じ操作を繰り返す着実に身に刷り込むスタイルで各コンテンツを進めていきました。
スカルプト系教材と異なり、目安となる数値が示されている箇所がある所が多いのででサンプルと似たようなものができるのが嬉しいところ😃
Chapter1:Zmodelerの基礎知識
ポリゴンモデリング初心者にもやさしい「3Dモデルとは」からの解説。
Zmodelerの操作方法だけではなく、その大元となる「3Dとは」の解説から行われる本書。ZBrushからCGを始めたような人、ポリゴンモデリングになじみが薄い人にもわかりやすい解説がなされています。
当然Zmodelerの解説及び必要なGizmo3Dの操作方法もこちらで丁寧に解説されています。
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実際にやってみました
本書を見ながら実際に作成したものです。
まずは基本操作の演習:Chapter2
このシンプルな形状の中にZmodelerを操作するにあたり、必要な基本操作のほとんどが詰まっていました。
ナノメッシュ、ノイズメーカーも併用:Chapter3
基本操作からの応用でいきなりこんな複雑な形状へ、、!!と思っても大丈夫です。しっかり順を追って解説されるので操作に迷うことはありません。
ここではナノメッシュの作り方、適用の仕方、ノイズメーカーを使った質感作成も行われています。
私はノイズメーカーは使ったことがなかったので良いきっかけになりました。
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ヒント無しで作ってみよう:復習モデリング
実際はヒントあるんですがこれまで培った技術を使ってのモデリングチャレンジもあります。
ダイナミックサブディビジョンを理解する:Chapter4
Mayaや3dsMax、LWなど他の3Dソフトを使っている人にはおなじみのスムースメッシュプレビュー、メッシュスムース・ターボスムース、サブパッチとローポリゴンのメッシュを滑らかなハイポリゴンに見せてくれる機能がZBrushにダイナミックサブディビジョンとして存在しています。
その機能と、スカルプトする際にメッシュを増やすサブディビジョンとの違いや使いどころなどを丁寧に解説しています。
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集大成:Chapter5
これまでやってきたことを使いつつの車作り!!
ついでに翼もはやしました。
あとがき:ChapterZ
本編で解説しきれなかったことや補足がサンプルモデリングと共に解説されています。
ZModelerを始めたい人にはおすすめ!
基礎(座学)、実践、復習と順序だてて構成されているこの書籍はまるで授業を受けているような気分になりました。それぐらい丁寧に解説がなされているということです。
書籍自体は分厚いそうですが(私はKindleユーザーなので厚みは不明)、1ページあたりスッキリとまとめられているため、見やすく、サクサク進みます。サッと形にしてモチベもアップです!
複雑そうな機能だなーと思っていたなんとなくの苦手意識もこの1冊をこなすとあれ?意外に作れるかも?というポジティブな気持ちにさせてくれる素晴らしい書籍でした。
Zmodelerを使ってみようかな?と思った方はぜひともこちらの書籍をお試しください!
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ZModelerに特化しており、何度と繰り返し演習するので非常にわかりやすいです。Zmodelerを知りたければこちら。
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