2019年12月、Zmodeler書籍の販売記念セミナー「Zmodelerでさくさくメカ・モノのモデリング!」というZBrushの機能のうちZmodelerに特化したセミナーを受講してきたので、復習がてらそのまとめです。
今回はZmodeler入門編。セミナーを受ければ12月24日に発売されるZmodeler本がよりわかりやすく、入りやすくなるがコンセプト(※推測)。
初心者向けにZmodelerでの制作のポイントを抑え、機能を絞り解説して下さったおかげで非常にわかりやすく、「これなら簡単につくれるかも、、!?」と思わせてくれるようなセミナーでした。これが書籍に入っている内容の極一部だということにも、書籍を期待させる布石ですね。
少なくとものぶほっぷさんだけはサクサク、迷いなく作っていて凄かったです。
あくまでセミナー時のメモを基にまとめているので、実際のセミナーの内容を詳細にご紹介しているわけではありません。ご了承ください。
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コンテンツ
初心者向けZmodelerの押さえておくべきポイント
セミナーの中で解説されたZmodelerを使用するにあたり押さえておくべきポイントのご紹介です
押さえておくべきZmodelerの構成
Zmodelerは以下の要素で構成されています。
・アクション:どのような作用か
・ターゲット:どこに適用するか
・モディファイヤ:どう作用するか、どのように作用するか
伐採に例えていましたね
のぶほっぷ福井さんのZmodelerセミナー! pic.twitter.com/gwOiFltmPs
— 富元秀俊🐟 (@tomimoto5151) December 7, 2019
押さえておくべきZBrush制作フロー
- 初めは6面体から色々作れるようになること。
- その後はグリッドモデリング。
とにかくシンプルな形状から
6面体とはすなわち立方体。このシンプルな形でまず色々作れるようになりましょう。とのことでした。
こんな感じ
靴です。みたいな。
関連記事シンプルなBOXはInitializeで
グリッドモデリングとは
その名の通り格子状にメッシュを切ってそこからモデリングを開始する方法です。
後でいくらでもエッジの挿入、削除か可能なのでニョキニョキモデリングすることができます。
ここから
こんな感じ。
とにかくシンプルに作成していくことの大切さをセミナーでは大事にしていました。
押さえておくべきZmodeler開始時のZBrushの設定
- パースペクティブはOFF
- ダイナメッシュはOFF
- ポリフレームは表示(SHIFT+F)
- マテリアルは「SkinShade4」
関連記事SkinShade4はUVMasterで自動複製した際にも適用されているのでZBrush御用達なのやも
Zmodelerで作業中に気をつける事
- 不要なポリグループは削除(統合)
- Layerは極力作らない
特にポリグループはZmodelerを使用するにあたり重要な役割を果たすため、特に注意するポイントとしてあげられていました。
使う機能は最小限に。
数多ある機能を覚えるより、どのように使えるかが大事。
入門者の場合はあれやこれや機能に手を出すと混乱するし、少ない機能でも十分に物が作れます。必要な時に調べる力さえあればいいんですよね、、、正直な話、チュートリアルやドキュメントばかりしかやっていない私には耳の痛い話ではありましたね。
セミナー参加者にはのぶほっぷさんのテキストとして、よく使うアクションの紹介がありました。数多ある機能の中から絞られており、セミナーの中でも何度と出てきました。これは書籍を楽しみにしていてください。
その機能を駆使するとこのようなモデルもサクサク作れます。
ZBrushのZModelerでサクッと簡易的に作るリボルバー。
モデリング時間30分前後。ZModelerセミナーの最後でサクッと実演したもの!#ZBrush #ZModeler pic.twitter.com/4tuN0M22sR
— のぶほっぷ福井【ZModeler超入門講座】発売もうすぐ (@nobgame) December 7, 2019
セミナーを受ける前は
セミナー内でよく使っていたZmodeler以外の機能
Gizmo3D
- メッシュの切り替え
- 分割の調整
- BendCurve
関連記事制作に必須とも言えるGizmo3D
その他
- 自動ポリグループ(CTRL+W)
- ダイナミックサブディビジョン(D/SHIFT+D)
- クリースからのベベル
- Unifyについて
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セミナーは制作のモチベを上げてくれました
幸いにも使用されていた機能の大半は事前に学習済みの箇所のため、「あ、あの機能をここで使うのか!」「この機能にこんな使い方が、、!!」という純粋に制作手法についてを集中して聞くことが出来ました。
機能を知っていてもその使いこなし方がわからない私にとってはセミナーという場で、繰り返し繰り返し実践的なワークフローを丁寧な解説付きで見れたことが非常に有意義な時間でした。何度もやってくださるおかげで身に刷り込まれますよね。
WIP動画にはおさまらない制作のポイント、注意点、Tipsが沢山ありました。
のぶほっぷさんのセミナーがあれば積極的に参加していきましょう!(競争率激高ですが)
制作物セミナーの資料にあったチャレンジ課題「シンプルなスクーター」をセミナーの振り返りがてら作成しました。
銃も作ったらアップします。
書籍の発売を楽しみにしましょう!
お土産の3Dプリントのあれこれ
今回セミナー参加者には素敵なお土産が用意されていました!
ZBrush関連アイテム&書籍
日本語の書籍も沢山出ています。バージョンが古いものもありますが、基本的な操作方法に大きな違いはないので大丈夫かと思います。お気に入りの1冊を見つけてください。
注目!ZBrush専用アカウントを作成しました。ZBrush関連の最新記事、過去記事を投稿するアカウントです。良ければフォローしてください
らくがきクリエイトmononocoのZBrush関連の記事(ZBrush、ZBrushCoremini、Keyshot)を投稿するアカウントを開設しました。
しばらくは過去のZBrush記事を不定期にツイートしていきます。記事投稿のみのアカウントです📢
本体(@mono_moco)共々よろしくお願いします🙏https://t.co/o1vZMSCPDU pic.twitter.com/nrQ5ExFC5P
— moco_ZBrushTips (@moco_ZBrush) December 8, 2020
関連記事ZBrushユーザーを増やしましょうぞ!無料で遊べるZBrushCoreMini
ZBrushCore超入門講座 シリーズ
Twitterでも積極的にTipsを配信していた福井信明さん(fa-twitter@nobgame)の書籍。
基本操作から、(超)丁寧に解説しているのでZBrushを始めたばかりの人にも、無印ユーザーもおすすめです!
関連記事実際にやった感想
ほか初心者向けの入門セミナーでもわかりやすく解説されていました。
そしてちょっとしたユーザーの疑問にも丁寧に答えてくれる人格者でもあります!
リビングでちょろっと&セミナーで持ち出しなどでしたら、この辺でかなり充分だと思います。もうちょい低めでもいいくらい。
そして予約ありがとうございます!!!https://t.co/RaBYAf3a9z
— のぶほっぷ福井【ZModeler超入門講座】発売もうすぐ (@nobgame) 2019年11月4日
2020年4月に夭逝されたバイタテリティあふれる素晴らしい方でした。その遺伝子たるこれらの教材をもとにたくさんの作品を生みしてください。
作って覚える! ZBrushフィギュア制作入門
作って覚える!シリーズ第1弾。
初心者向けにフィギュア制作の工程が解説されています。フルカラー石膏を目的とした解説のため分割についての解説はありませんがZSphereやZmodelerなどZBrushでよく使われる機能を網羅した1冊。また書籍購入者向けに商用利用可能なブラシデータも配布されております。ZBrush 4R8対応。
Coreにはない機能を使用しているので注意が必要です。
作って覚える!ZBrushハードサーフェス入門
作って覚える!シリーズ第2弾。
「作って覚える!フィギュア制作入門」が終わってのステップアップならこちら!
Zmodelerの基本操作及びメカモデリングで覚えるZModelerの応用テクニックを学ぶことができます。初心者も対象となっていますが多機能を使用するため、ZBrushに慣れてきてからチャレンジするのがおすすめです。
作って覚える! ZBrushフィギュア制作チュートリアル -はじめてから塗装まで-
作って覚えるシリーズ第3弾。ZBrush 2022対応。
初心者向けにフィギュア制作の工程が解説されています。1弾とチャプターの大きな構成は同じですが、こちらは自宅での3Dプリントを想定しているため分割、出力周りの情報が増量。ワークフローや作成パーツも1弾と異なります。ZSphereの機能周り等1弾から省略された解説がある一方、MicropolyやDynamics等比較的新しい機能を使ったフローも学べます。