ZBrushMasterコース キャラクター・クリーチャー造形実践編 受講記録

森田 悠揮氏-ZBrushMasterキャラクター・クリーチャー造形実践編2期のご紹介と実際に受講した体験談です。

 

実践編!?どんなことするのか気になる!!

初級編受講したけど実践編を受けようかどうしようか迷っている。

そんな方に向けての参考になれば幸いです。

 

この記事では

ZBrushMasterコースキャラクター・クリーチャー造形実践編の概要

各回の制作物と感想

をまとめています。

 

造形スキルが、デザインの構想力が一皮も二皮もむけるような実践編!
これからの創作人生が一段と楽しくなる!

そんな風に思える講義でした。

 

スキルアップを望むすべての人におすすめのワークショップです!

この記事がおすすめな人
  • ZBrushMasterコース初級編受講者
  • ZBrushMasterコースキャラクター・クリーチャー造形実践編が気になる人

 

 私が参加したのは2期目。2020年6月のコースです。
他の期で同じモチーフ、解説するとは限りません。あくまで2期目の内容です。

また初級編で紹介している内容はほぼ省略します

 

関連記事ZBrushMasterコース初級編の感想はこちら

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ZBrushMasterコースキャラクター・クリーチャー造形実践編とは

森田 悠揮氏@YuukiM0rita)の企画・運営するZBrushのオンラインワークショップのうち、初級編からのステップアップに位置付けされているコースです。2021年現在では公式の情報はありません

 

全4回。各回120分。

 

今回は初級編2期、3期の受講者合同での実践編だったため、最終の添削会は初級編2期生、3期生と2週に分けて設けられました。

受講者は両方の講評会に参加出来るので今期は実質全5回!

コースの特徴

世界で活躍するアーティストの具体的なワークフロー(どんな造形でもほぼ共通!)を知ることが出来る

デザインを考えるために必要なポイントを学ぶことが出来る

森田氏ワークフローに則って、実践的なZBrushの機能活用方法、造形のポイントを集中的に学びつつ、1モチーフの完成まで行うことができる

作品の講評を受けることが出来る(講座内で作った作品でもオリジナルの作品でもでもどちらでもOK)

 

全4回のうち3回で制作、残り1回は受講生の作品講評行うコース構成となっていました。

 

制作や造形の要点の解説が中心になるのでオリジナルデザインでの参加も可能です。最後にはレンダリングまでと絵作りの最終工程までみっちり行うことでさらなるレベルアップをすることが出来る講義内容になっていました。

 

制作回に関しては、先に全体像を明示され、その後は制作の要点よく使う機能を織り交ぜつつ解説&部分的なスカルプトが行われます。

 

講座時間内で全ては完成しないので、残り作業は次講座までの課題でした。

 

 講座通して特に進捗チェックはありません

次講座までの課題というのはあくまで「森田さんと同じモチーフをやろうとした場合に同程度まで作成しておくと次の受講時に円滑に進められますよ」という意味合いです。

各自自分のペースで大丈夫です。

 

moco
初回は森田さんの高速ライブスカルプト(解説付きで40分程度)の復習に数時間かかりました。
この期間は「講座外での制作時間確保」も受講するにあたり重要課題です

初級編同様

  • 講義中チャットを利用して質問を投げることが出来る
  • 受講後は講義内容を動画で配信される

    ので、自分もついて行けるだろうか??という方も安心してご参加下さい。好きなだけ復習が出来ます。

    申し込み

    ZBrushMasterコース初級編受講者優先で申し込みが出来る超限定コース

     

    受講人数によっては一般公募の可能性もあるそうですが、1期2期共に初級編受講者で申し込みが〆られています。レア度高!

     

    仮に一般募集となったら森田さんのTwitter(@YuukiM0ritaにて告知がなされると思いますので、気になる方はアカウントのフォローがおすすめです!

    費用

    最新の講座をご確認ください。

    受講に必要な環境

    こちらは初級編と変わりはありません。

    • ZBrush/ZBrushCore
    • ZOOM
    • 【推奨】ペンタブ又は液タブ

    受講者側のマイクとビデオはOFFで参加します。

     講義は無印のZBrushで進められていきます。

     

     雑談タイムは音声OK

    講座終了後、オフレコの雑談会が開かれていました。参加は任意。

    初回こそ全員チャット参加でしたが、2回目以降は音声チャットで参加する人もいたり、普通にテキストベースで参加している人もいたり、様々な業種・学生の方など多種多様で面白かったです。音声チャットで参加したい人はマイクを用意しておきましょう。

    こちらは時間に余裕があるときに開かれるそうなので、必ず行われるものではないことを了承ください。(初級編の2期では無かった)

    第1回 ワークフローとベースメッシュ作成

    ここで学ぶこと(公式サイトより)
    • 実践的な機能の解説

    • ワークフロー徹底解説

    • オリジナルキャラクターのベース形状の造形

    • ライブスカルプト

    キャラクターデザインとは?から始まる造形の基礎講座

    • キャラデザを考えるに大事な事とは
    • デザインを作り上げるための具体的な手順
    • 造形のための各段階と具体的な解説
    • 鍛錬方法

    などなど。

     

    オリジナルデザインを作成したい人ZBrushの造形でディテール付けのタイミングに悩む人にとってこれほど明示された情報はないのではないかと思うほど具体的な話がありました。

     

    moco
    デザインとアニメーション共通するところあるんだなー。
    興味深い、、これらをナチュラルに行えるコンセプトアーティストやスカルプターの人達凄すぎ

    モチーフは鵺(ぬえ)

    1期目はドラゴンでしたが今期は鵺がモチーフでした。

    全く違うモチーフでも、解説する内容や使用する機能に違いはないそうなのでご安心下さい。

    そのほか質問タイムなどでも、(モチーフにはない)〇〇を作るには?といった質問を投げれば、その場でスカルプトしつつ解説してくださいました。

     

    制作物スタートは初級編の後半でレクチャーのあったZSphereから

     

    制作物2回目の講座までに作った鵺のベース。一部次講座までに間に合いませんでした💦

    moco
    かなり座学に時間を割いていたはずなのに、この短時間に何でこんな形が出来るんや、、、!!
    え?これでベース?え?え?
    と驚きと感動がそこにあります。

    第2回 造形のポイントとシェイプ

    ここで学ぶこと(公式サイトより)
    • キャラクターにリアリティを持たせる筋肉構造の理解

    • もう一歩踏み込んだ造形へ

    • リトポロジーとUV展開

    全ての造形に共通する思考

    • リファレンスから読み取る情報
    • クリーチャーデザインを構想する際に考えるポイント

    などなど。

     

    造形をする上で見るべきもの、シルエットから与える印象など、経験から培われた造形するための思考の解説がありました。

    思考に基づいた制作

    森田さんのライブスカルプトでは、これまで座学で解説された内容に基づきモチーフの制作を行っていきます。

    何を思ってスカルプトするのか、押さえておきたい造形のポイントの解説と共にStandardブラシやDumStandardブラシ等、各ブラシの使いどころブラシさばきのポイントが解説されていきました。

     

    moco
    (森田さんライブスカルプト中、一緒にスカルプト)
    みるみる形作られていく、、え、、間に合わな、、💦
    、、、、、。
    スカルプトは復習動画見ながらやろう、、今はこのブラシさばきをみてよう(諦め)

     

    ライブスカルプト中も受講者の質問に答えつつ、鵺にみるみる肉々しい肉体を与えていく様は圧巻です。

     

    制作物3回目の講座までに作ったもの

    第3回 ディテール

    ここで学ぶこと(公式サイトより)
    • ディティールの作成

    • レイヤーやMorph機能の解説

    • 物理現象を考慮したスカルプト解説

    • ライブスカルプト

    • Zbrushでのポージング

    • KeyShot とBlenderでのレンダリング(※公式サイトでは最終日に設定されていましたが3回目で解説)

    より具体的なディテールの作成・適用方法

    ZBrushの更なる機能解説と共に実際にモデルにディテールをつけていく工程の解説回でした。ディテールへのアプローチは沢山ある中でのよく使う機能、おすすめの用法、調整の仕方、使い分け。

    そしてポージングと簡単な背景作りとレンダリング。

     

    とにかく高密度!

     

    休憩タイムでは装飾品の作り方や、各自創作中に起こった疑問・不具合を質問し解決していきました。

     

    制作物4回目の講座までに作った鵺のスタンスポーズ(首回りの巻き巻きは作り直しました)

    そして気づくのです

    moco
    あれ、、そろそろ講評会に向けての準備しないとヤバない???(遅

    第4回 初級編2期生の講評会

    ここで学ぶこと(公式サイトより)
    • 作品添削

    私は初級編の2期生だったため、3回目の翌週には講評会でした。
    講評会は講評をを受けたい人が任意でデータまたは静止画を提出し、そして講座内で森田さんより直接公開講評を受けるというもの。全員強制参加ではありません。
    途中段階でもデータを提出している人間は(私含め)何名もいました。
    最前線で活躍されているアーティストに見てもらう機会は中々ありません。
    0で終わらせてしまうのは勿体ないですよね。
    自分の作品の講評はもとより、他の受講者の作品講評・解説も非常に為になる会でした。
    制作物講評会で提出したもの「鵺と異形になりかけの娘」

    アナトミーの崩れや造形やポージングに対してのディテールのつけ方、その後の調整作業等指摘を頂きました。

    moco
    講評をしてもらう際は
    ・何について見てもらいたいか、講評をもらいたいか
    ・アドバイスを欲しい点
    をまとめておくのをおすすめします。
    実際、当日に発熱を伴う体調不良でぽやーっと聞いていた私は
    後になって、あれも聞けばよかったこの点についてもアドバイスもらえばよかったとちょっと後悔してます。(しかも途中離脱)
    二の轍を踏まぬよう体調管理にもお気をつけ下さい。

    第5回 初級編3期生の講評会

    ここで学ぶこと(公式サイトより)
    • 作品添削

    最終日は初級編3期生の講評会。約2週間あったので、ほぼ全員作品提出され20以上もの作品がそろいました。
    オリジナルの作品も多くとても眼福&学びが多かったです。
    講座終了後の雑談タイムには、スパルタZBrushコースの構想の話もありました。実現するかは未定ですが、スパルタらしい(?)かなり濃密かつハードモードなスカルプトスケジュールになりそうな感じ

    実践編2期生の作品

    わかっている範囲の方々をまとめております。ワイも2期生やでという方はTwitterにリプ頂ければ追加させて頂きます。


    順不同

     

    濃密なワークショップ期間でした

    造形的なスキルアップ、思考の改革は間違いなし!

     

    • 全講義通して初心者が陥りやすい思考初心者がやってしまいがちな事にもについてもちょこちょこ言及され、非常に耳の痛い話も多くありました。
    • やることやらないことをはっきり言って下さるので悩まずに済みます。
    • アナトミーの勉強をせねば!!等これからの沢山の課題も見えてきました。

     

    初級編・実践編を経てかなりステップアップしたのを実感します。

    今後の創作人生がより一段と楽しく、華やいだものになるその大きなきっかけをワークショップを通して得ることが出来ました。

    ZBrush初心者はもとより、独学でやってきて、まだ創作に自信が持てない人・作り方に迷っている人にもおすすめのワークショップです。

     

    初級・実践合わせると決して気軽に出せる費用ではありませんが、ワークショップを通して得れるもの・今後の長い創作人生での活用を思えば激安です。

     

    また今期は2班合同だったので仲間が非常に多く、良き出会いも多かったです。

    共に学び、制作に勤しむ仲間がいるとモチベーションが上がりますよね!

     

    スキル的にも人的にも出会いと気づきが多いワークショップです。ぜひとも機会があれば受講してみて下さい。

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