自由に色をつけよう。
ZBrush Core Miniはパソコンでコネコネねんどをするように3DCGデータを作ることができるデジタルねんどです。
第4回は
カラーとマテリアルの基本
ZBrush Core Miniでマウスの使い方、カメラの使い方、ブラシの使い方をマスターしたみなさん!
今回はみんなが作ったCGデータの色をつけてみましょう!
ここの話が終われば好きな色をつけれるようになるよ!
これが出来ればCGモデルは完成です!
- この記事では、機能や概念に触れている記載がありますが子どもにわかりやすいように一部省略・簡略化して説明しています。
- データを保存しておいてよい所をお子さんに教えてあげて下さい。
- この記事はWindows版ZBrushCoreMini1.6について書いています
- ZBrush Core Miniのインストールは準備編をご確認ください
コンテンツ
カラーとマテリアル
カラーとは「色」。マテリアルは「質感・材質感」のことを言います。
カラー
カラーとは普段みんながよく使う、赤・青・黄・緑など物の色のことです。
ZBrush Core Miniで、色を選択するところはカラーセレクターと呼ばれています。
■カラーセレクター
マテリアル
材質感という言葉はあまりきかないですよね。
プラスチックっぽい、金属っぽい、木っぽい、ガラスっぽいなど、見た人がその物が何で出来ているかを見た目でイメージできる光の当たり方や見た目の設定のことです。
マテリアルは、カラーや他にもテクスチャという自分で描いた絵をCGモデルに貼る方法と合わせて使います。
ZBrush Core Miniではテクスチャを貼ることは出来ないので、カラーだけ覚えておいてください
ZBrushCoreMiniのカラー
カラーセレクターの外側にある□で色をと内側にある□で色の濃さや明るさを決めます。
□をドラッグして色を変えます。
これは+で戻すことが出来ないので注意!
ZBrushCoreMiniのマテリアル
ZBrushCoreMiniには8種類のマテリアルが用意されています。画面の左側に並んでいます
ポチポチ押せばマテリアルは自動で切り替わります。
それぞれのマテリアルの名前と特徴です。
マテリアルアイコン | 名前(よびかた) | 特徴 |
MatCap Gray(マットキャップグレイ) | 初めに設定されているマテリアル。 |
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MatCap RedWax(マッドキャップレッドワックス) | ZBrushCoreMiniの元のソフトZBrushの初めに設定されているマテリアル |
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Basic Material(ベーシックマテリアル) | 明るい所と暗い所がはっきりしているマテリアル。 |
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Toy Plastic(トイプラスチック) | プラスチックのおもちゃのようにつやつやしたマテリアル |
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SkinShade4(スキンシェード4) | 影が薄いので、色を見ながらコネコネする時に便利なマテリアル |
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Gold(ゴールド) | 金ぴかマテリアル |
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Flat Color(フラットカラー) | 影が完全になくなるので、色を確認したい時に使うマテリアル |
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SilverFoil(シルバーホイル) | ロボットのような金属のマテリアル |
【演習】カラーとマテリアルをつけてみよう!
好きな色を選んで、マテルアルを色々変えてみよう!
ファイルを開く
まずは第3回で作った顔のデータを開いてみましょう。
左上側のフォルダのアイコンか+でファイルを開いてください。
開けましたか?
カラーセレクターで色を選ぶ
カラーセレクターの外側(赤矢印)と内側(青矢印)をドラッグして好きな色にしましょう
マテリアルを選ぶ
今回はToy Plasticを選びました
これで完成です
【よくある困ったこと】Goldを選んでも金ぴかにならない!
キラキラのGoldマテリアルを選んだ時に金ぴかにならないことがあります。
そんな時はカラーセレクターをチェックしてみて下さい。内側の□が真ん中あたりに来ていますよね。
これを白い所まで移動させれば金ぴかに戻ります
モデルの見え方はカラー×マテリアルで決定されることを覚えておきましょう!
今回のGoldマテリアルのように、マテリアルにすでに色が設定されているものもあります。その時は元々ついていたマテリアルの色と自分がカラーセレクターで選んだ色が混ざってしまうことに気をつけて下さい
第5回は「ポリゴンとデータのキホン」
第5回目では、第3回目で触れたポリゴンについてのお話と3Dプリントするためのデータの出力方法についてお話します。
第3回目のおはなし
次回が最終回になる予定です。
またね~
ZBrush Core Mini講座一覧
準備は大人にやってもらって下さい
使い方は【1】から順番にやっていくことをおすすめします。【5】で最後です