CGキャラクターを自動でアニメーション、ライティング、実写シーンに合成する AI ツール『Wonder Studio』を触ってみた記録
この記事では
fa-check-circle-oWonder Studioの概要
fa-check-circle-o無料の範囲で出来る事
をまとめています。
コンテンツ
Wonder Studioとは
Wonder Dynamics(@WonderDynamics)が提供するCG キャラクターを自動的にアニメーション、ライティング、実写シーンに合成する AI ツールです。
実写の動画から人物を指定、CGキャラクターをドラッグすればCGキャラクターに自動的に差し替えた動画を作成するというもの。課金すれば、自ら作成したCGキャラクタに差し替えることが可能です。
Wonder Studio from Wonder Dynamics on Vimeo.
価格
参考
LITE | PRO | ENTERPRISE(企業) | |
概要 | 理想的なスタータープラン。新しいAIワークフローを探求し、生産性を高めたい方に最適です。 | すべてのワンダー機能をアンロック。AIでワークフローをパワーアップし、スピードアップしたいプロフェッショナルに最適です。 | 拡張性、セキュリティ、コントロール、サポートなど、お客様のニーズに的確なレベルでお応えします。 |
詳細 | ✅3000 クレジット/月
✅最大エクスポート解像度 1080p ✅5GBのストレージスペース ✅ン最大ビデオアップロードサイズ 500MB ✅6 カスタムキャラクターのアップロード ✅2人モーションキャプチャ ✅MoCap データのエクスポート ✅シーンのエクスポート ✅カメラトラックのエクスポート ✅クリーンプレートのエクスポート ✅スタンドアロン AI モーションキャプチャ ✅商用ライセンス |
✅12000 クレジット/月
✅最大エクスポート解像度 4K ✅80GBのストレージスペース ✅最大ビデオアップロードサイズ 2000MB ✅15 カスタムキャラクターのアップロード ✅4人モーションキャプチャ ✅MoCap データのエクスポート ✅シーンのエクスポート ✅カメラトラックのエクスポート ✅クリーンプレートのエクスポート ✅アルファマスクのエクスポート ✅PNG をエクスポート ✅実写 – 上級 ✅スタンドアロン AI モーションキャプチャ ✅商用ライセンス |
Pro プランのすべてに加えて、 ✅カスタム処理されたビデオの量 ✅高度なセキュリティとコンプライアンス ✅カスタムストレージ ✅カスタムキャラクターのアップロード制限 ✅優先サポート |
備考 | 3000 クレジット/月=150秒のライブアクション、又は750秒のAI MoCap | 12000 クレジット/月=600秒のライブアクション、又は3000秒のAI MoCap
従課金制でクレジット購入が出来るようになる(※現時点では時期未定) |
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注意事項 | ・クレジットは毎月リセットされ、月を跨いで繰り越されることはありません
・クレジットが不足すると、翌月まではこれ以上処理できません。(追加購入を出来るように対応中、現時点では時期未定) |
今はまだ、短い尺でのみ対応できると認識しておいた方がよさそうですね
無料の範囲で遊んでみた
今回は無料の範囲で実写の差し替えをやってみました。
無料の範囲で出来ることは、テンプレート動画の指定されたキャラをデフォルトで用意されているCGキャラクタに差し替え、動画出力するまでです。
オリジナルの動画、CGキャラでお試ししたい場合には課金する必要があります。
1.ログイン
Wonder Studio公式HPへアクセスし、サインアップします。
2.CreateNewProject
CreateNewProjectを押し
LiveAction…と出来れば良いのですが、無料の場合はテンプレートしか触れません。
Featured Templatesから選びます
Templateメニューにアクセスすると一覧で確認できるのでおすすめです。今回はWalk&Talkを選択しました
3.アクターとCGキャラを選ぶ
トラッキングしたいアクターを選びます。
テンプレートの場合は選択が固定されており、右側の男性の差し替えのみ可能です。
好きなキャラをドラッグ&ドロップ
4.出力
Nextを押して出力を行います。
無料の範囲では出力設定は1択。
チュートリアル動画を見る限りmp4やPNG出力も出来るようです。
処理されるとInProgressに表示されます
アクセスするとこのように出力出来る各種ファイル情報が出てきますが、お試しは動画のみです。
検証するなら有料一択
無料で出来ることはとても限られているため、検証するのであれれば課金一択だな、と感じました。
クレジット(時間制限)の縛りはありますが、やはりBlenderデータやFBXのデータ等CGデータの確認はしたいですよね。
参考程度のちょっとしたモキャプが欲しい!ということであれば、大がかりなモーションキャプチャーシステムも不要になるかもしれません。
気になった方は是非お試し下さい!