Zremesher時にトポロジーを任意の流れになるように促すガイドカーブのご紹介です。
ZRemesherを使う時に
- 意図したトポロジーにならない!
という状況下でとても役に立つ機能です。
この記事では
fa-check-circle-oガイドカーブの使い方
fa-check-circle-oユーザー投稿のガイドカーブを使った作例動画
をまとめています。
- ZRemesherを使う人
関連記事ZRemesherの基本操作はこちら
関連記事ZRemesherの使いどころたるDynameshはこちらでやってます
ZRemesher ガイドカーブとは
ZRemesher時にトポロジーを任意の流れになるように手助けするためのガイドです。
あくまで促す程度のガイドのため厳密な流れを生成することはできません
ZRemesher ガイドカーブの使い方
- Brushパレット内にあるZRemesherGuidesブラシを選択。
- モデル上にガイド描いていきます。
- Tool> Geometry>ZRemesher>Curve Strengthスライダーの値を調整しつつ、ZRemesherを行い、適した結果を探ります。
ガイドカーブの編集の制限
一度カーブを描画すると以下の編集以外は出来ません。
- カーブを延長する
- 新しいカーブを既存のカーブに接続する
- カーブの削除(削除したいカーブ上でALTを押しながら別のカーブを描く)
基本一発書き。
カーブを修正したい場合は削除するしかありません。カーブの延長は出来るので細々描いていく方が安心です。
Curve Strengthスライダー
Tool> Geometry>ZRemesher>Curve Strengthスライダーの値が高いほどZRemesherはより厳密にガイドカーブに従いトポロジーを作成します。
この値が高ければ高いだけZRemesherの柔軟性を失うことになるため、トポロジーに引き攣れなどが起こるケースもあるので要注意です。
ZRemesher ガイドカーブの使いどころ
意図したトポロジーの流れが欲しい箇所
全てはこれに集約されてしまいそうですね(笑)
顔でよく使われるのは目の周り、口の周り、ほうれい線あたりでしょうか。
youtubeには色々な作例があるので勉強になります。
スパイラルメッシュの回避
脚、腕、指などの筒状の場所にエッジループのないトポロジーを生成してしまうことがあるので、エッジループを作成したい箇所にグルッと一周、ガイドカーブ描き、 Curve Strengthを100に設定して適用します。
ただし、一箇所回避しても、別の箇所でスパイラルが発生する可能性も十分あるため、モデルによってはスパイラルの全く無いトポロジーを作成することは不可能であることは頭の隅っこに入れておいてください。
他にもCreaseCurveを使用してスパイラルメッシュを回避する方法があるようです。クリースつきのエッジループをスパイラル箇所に追加>再度リメッシュ。というガイドカーブを使用しない方法もありました。
実作業して問題にあたったら試したみたいと思います
最終的に希望するトポロジーが欲しかったらリトポロジー機能を使って、チクチク構成するしかないのかもしれませんね
ハードサーフェイス
サーフェスの角度とエッジに基づいてカーブを作成する方法です。
- Tool > PolyGroups > Group By Normal機能を使い、必要に応じてMax Angle Toleranceスライダを調整して、モデルの法線に基づいてPolyGroupsを作成します。
- このPolyGroupを使用して、Stroke >> Curve Functions >> Frame Mesh機能を使用してカーブを作成します。 Border and Creased edgesのがONになっていることを確認
- Tool > Geometry> ZRemesher > Curve Strengthを100に設定します。Keep Groupなど必要なオプションをONにZRemesherを実行します。
まとめ
あくまで促す程度のガイドのため厳密な流れを生成することはできませんが、ZRemesher使用時にかなりの割合でガイドカーブを使用しています。
Creaseを利用してトポロジーの流れをコントロールするという方法もあったり、ガイドカーブを使用しない方法というのも選択肢として持っておくと便利なのかもしれませんね。
ガイドカーブを使わずポリグループを使う方法にも注目!
こちらではガイドカーブを使わずにポリグループを維持する機能を使用してZRemesherを行っています。
意図した流れを得るならこちらも有効かもしれません
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