ここでは私が派遣時代に産休・育休を取得した頃の話をご紹介します。
fa-check-circle-o当時の私の派遣の雇用条件
fa-check-circle-o産休・育休を取得するまでの流れ・参考サイト
fa-check-circle-o私が思う産休・育休を取得できた要因
派遣で産休・育休取れるの!?と疑問に思う方も多いですよね。
派遣でも産休・育児休業は取れます!
- 派遣で産休・育休をとりたい人
- 女性CG屋
関連記事子を持ちつつもCG屋として働いていたいそんな話
コンテンツ
派遣で働いていた私の育休取得までの流れ
私が実際派遣で産休・育休を取得した流れです。
当時の私の状況
当時はフルタイムでCG会社への派遣をやっていました。
その前の会社では給与遅延などゴタゴタがあり(今やその会社は存在しておらず)、直接契約は何かと面倒くさい!!との思いから、若干休憩したく派遣に登録しました。
次の転職までの腰掛け派遣の予定だったので、
- 契約は常に1か月か2か月ごとの更新
- 交通費出してくれるところ
という条件を提示しての派遣業務を行っていました。
私のお世話になっていた派遣(というか一般的な派遣会社)は
- 面倒な交渉をしなくて済む
- 合わなければ(お互いに)契約更新をしないという選択ができる
- 社保完備(派遣2か月目からだったかな?)
本当は妊娠する前にどこかで正社員になっておくつもりだったのですが、年齢的なこと、派遣先の居心地のよさにダラダラしているうちに懐妊しました。
妊娠初期:派遣先への妊娠報告
本来派遣会社を通すのが筋なのかもしれませんが、関係が良好だった派遣先の上司に先ず報告しました。
その頃はすぐに転職できるよう、1ヶ月~3ヶ月の短期契約でずっと更新し続けていたのですが、先述どおり仕事的にも人間関係的にも居心地の良い会社さんだったのでなんやかんや数年お世話になっていた頃。
信頼関係はそこそこ築けていたと思います。
産休ギリギリまで働かせて欲しい旨も伝え、また先方からは産後に戻ってきて欲しいという話しを頂くことが出来ました。
妊娠初期:派遣元への妊娠報告
派遣元には担当マネージャーを通して懐妊の報告と「派遣のまま産休・育休とりたい」という話をしました。
当初はハイハイOKですよ。
といったノリだったのですっかり安心して、普通に仕事をしていました。
妊娠中期:派遣社員は育休がとれない!?
妊娠中期に入った頃、担当マネージャーから連絡が入り
「派遣社員向けの就業規則には産休、育休制度が設けられていない。」
「無給であっても健康保険組合に加入し、尚且つ保険料を会社が負担するという制度は、設けられていない状況です。」
※2017年現在では産休・育休中の会社負担は免除されているが、当時は産休中の社会保険免除はなかった
とのことで、産休・育休が取れない旨の話をされました。
更に他の派遣社員(妊婦)も産休・育休取らずにやめていったという話もされ、暗に産休を取るときには退職になる旨の話をされました。
安心しきっていたところに突然の話で、本当に驚きましたよ。
当時の育休の要件
- 引き続き雇用された期間が1年以上であること
- 子が1歳に達する日を超えて引き続き雇用されることが見込まれること
(子が1歳に達する日から1年を経過する日までに労働契約期間が満了し、更新されないことが明らかである者を除く)
1に関しては派遣先関係なく同一の派遣元に在籍していればクリアとなるので問題なし。
問題は2で派遣先がなければ契約終了≒引き続き雇用されないのではないか、という論理だそう。
「派遣社員産休育休のススメ」と派遣元との交渉
本当に派遣で産休が取れないものか?と色々調べてたどり着いたのが
fa-hand-o-right派遣社員産休育休のススメ
タイトルそのまま派遣社員で産休・育休をとるにあたっての情報がぎゅっとまとまっています。
また派遣で産休育休が取れた実績のある派遣元の情報もあるので、これから派遣を探す方にもおすすめです。
産休育休中は雇用が継続している必要があります。雇用契約は、派遣元、または派遣先と結びます。雇用契約を結ぶ相手はどちらでもかまいませんが、「派遣先と結んでください」と言う派遣元があるようです。派遣先がこれを断った場合、派遣元と雇用契約を結ぶ事になります。派遣スタッフが産休開始まで働いた場合、派遣元には産休育休の為の雇用契約を結ぶ義務があります。(労働基準監督署の労働相談窓口で確認しました2008年現在)
上記、産休育休中は派遣元と契約することで産休、育休取得をしたという話等々。
とりあえずこのリンクを派遣元におくり、また産休・育休を取れないのであれば契約更新の話も一旦白紙でと契約更新の話をストップしてもらいました。
私にとって産休・育休が取れないなら派遣である意味がなかったのです。
当時派遣を選択していた大きな理由
社会保険にしっかり加入できるということが一番にありました。
やはり多少給与が低くとも産休・育休時の収入は確保しておきたい!
それが叶わないのであれば、わざわざ給与を抑えてまで派遣である必要がなく、誘われていた会社(社会保険未加入、給与は上がる)で働くという選択肢でいい、という結論が私の中にはありました。
以上の背景から、「じゃあ契約終了で派遣辞めますね」という強気の姿勢で派遣元と話をすることができました。
派遣社員で産休・育休取得へ
最終的に産休、育休中の契約は派遣元という形で産休・育休を取得することが出来ました。
- 短期契約ゆえに契約更新されないと代替員も見つからず困る
- 派遣先の「復帰したら戻ってきて欲しい」という後押しもあった
という要因も大きかったように思えます。
私の場合の産休・育休取得のポイント
- 派遣先と良好な関係だった
- すぐに代替の見つからない業務を行っていた
- 短期契約のため、いつでも契約終了することが出来た
契約終了しやすいと言うことは相手からしても契約をすぐに切ることが出来るので正直リスクではあります。どこを優先するかはその人次第です。
良好な関係を築き、派遣先が継続雇用を希望すれば派遣元も無下には出来ないですしね。
私の場合の派遣先との良好な関係を築く際にやったポイント
良好な関係を築きたいがためにやっていたわけではないのですが結果的に良好な関係になれた要因
- 勤怠・業務はマジメに(当然ですが)
- 積極的に雑務をこなす(ゴミ掃除など:性格上、汚れ等気になって仕方なかったのでやっていた)
- 積極的に技術習得に励む(まだまだペーペーだったので)
- 積極的に仕事を取りに行く(色々な仕事をやりたかったので)
という姿勢が評価されたのかと思っております。
その後
無事に出産。育休も取得し、半年強で仕事復帰しました。それから2年ほど派遣で働き、正社員へと転職。今に至ります。
その会社にとって必要とされる人材になることが、派遣で産休・育休取得をとる近道だと思います。
派遣生活、様々な出会いをもたらしてくれたおかげで今に至ることが出来ました。
派遣生活の良いところはこちらからも会社を選べることです。自分に合った会社を見つけるために、色々巡ってみるのも悪くないかと思います。