ここでは私が学生から子育てCG屋になるまで体験したの幾多の壁と葛藤したことをまとめています。

 

最近質問箱に寄せられるお悩み、嘆き、昔の自分を見ているようで胸が苦しいです。

 

現在はプロフィール通り3人の子持ちとしてフルタイムで働くCG屋ですが、そこに至るまでに様々な壁や葛藤がありました。

 

  • 技術力がずば抜けて高いわけでもない
  • 壮大な目標があるわけでもない

 

ただCG制作に関わる仕事がしたいと望んで生きる人間もいることを知ってほしいなと思いここに残しておきます。

 

この記事がおすすめな人
  • これからCG業界を目指す人
  • CGの仕事に息苦しさを感じている人
  • 将来子育てCG屋になるであろう人

 

注目聞きたいことや愚痴など匿名でなげれるのでお気軽にどうぞ

mocoの質問箱

https://peing.net/ja/mono_moco

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就職の壁!就活に悩む学生時代

まずは就職。この業界に入ること自体が最大の難関でした。

 

当時は地方の専門学生。

これと言って技術力が高い人間でもなかったので、書類選考でも落とされましたし、面接まで行って落とされたこともあります。作品集も紙ベースで提出することが多かったのでしばらくはプリンタとカッティングシートがお友達だった時期も。

 

当時は面接と言えば会社まで足を運ぶのが一般的だったため、筆記試験の為だけに東京に行ったりとお金的にもしんどかったです。

 

当時はガラケーだったので、慣れない東京の電車に四苦八苦していましたね。

 

あまりに就活が振るわず、誘われていた一般販売業にも心が動いていましたが、当時の教師にCGが好きなら諦めるんじゃないと言われ、ギリギリまで就活していました。決まったのは最終学年の年末だったかな(うる覚え

就職は運とタイミング

運とタイミングの要素も大きいので諦めずに就活を。

 

実力がゴリゴリある人は別ですが、就職と言うのは少なからず運とタイミングがあります。

 

私もたまたまLightWaveが使えたために就職できました。

LightWaveを使ってのムービー作品を作っていたため、基本オペレーションができるであろうという所だけを買われてゲーム会社へ就職することが出来ました。そんな理由で就職できることもあるんです。

 

私が見てきた中では、

  • 人脈(知り合い伝手)
  • プラスαのスキル(英語ができた等)
  • アルバイトついでに採用
  • 猫の手も借りたいほど忙しい

でCG未経験だったり、さして技術力が高くない人間でも採用されています。

 

私の場合も恩師がCG会社設立中で、私の前の年の卒業生はそのCG会社に入るために某大手CG会社に研修という名目の就職を果たし、1年後輩は恩師設立のCG会社に就職できたという、「来年だったら雇えたのに、、」と言われるなんとも不遇な年でした。

 

おかげでしがらみなく今を生きてるのでかえって良かったんですけどね(負け惜しみ

転職の壁!やりたいことに悩む新人時代

いざ就職してから自分のやりたいこしたとが見えてきました。

 

とりあえずCGができれば何でもいい!!という所からスタートした社会人生活ですが、1年も経つと自分のやりたいことが見えてきました。わたしの場合は映像制作がしたい。

 

moco
就職したばかりなのに

 

moco
会社の人たちにめっちゃお世話になったのに、、

moco
ボーナスも出てるし、勤怠もしっかりしてるこの会社から辞めてやっていけるのだろうか

moco
そもそも、就職すら困難だったのに転職してやってけるのか

など不安や葛藤がグルグルしていました。

 

転職会議はリアルな口コミ情報収集に良かったですね

自分に素直になった方がいい

やりたいことにはチャレンジしていきましょう

 

失敗しても、背負うのは自分の人生、やりたいことをやらずに後悔するのは嫌だなと思って動きました。ただ、生活にはお金が必要なので、私の場合は確実に次を決めてから動いていました。

 

子供が出来てからは待遇・環境の変化が面倒くさくなり、現状を維持(できれば向上)を目指して働いています。動くなら身軽なうちが背負うものも少なくていいです。

 

初めての転職はすごく緊張しますが、一度転職すると驚くほど気持ちのハードルが下がります。

労働環境が合わなかったらさっさと別の所に

働いている人の生活のゆとりを奪い、ないがしろにし、将来を諦めさせるようなそんな働き方をさせるような会社はさっさと辞めたほうがいいと思います

 

実績はすごいのかもしれません。誇れる仕事なのかもしれませんが体を壊したら意味がありません。

 

技術や知識を得るために頑張る必要がある時はありますが、過度に我慢する必要はないです。

 

それで仕事が、CGが嫌いになったら本末転倒なんです。

 

会社に寝袋か詰まれている、朝、出社したら毎日のよう床で人が転がって(寝て)いる、社長とディレクターが殴り合い寸前の大げんかしている、病んで行方不明な人がいる、給与遅延等色んな会社がありました。

 

 

心身共に余裕があるうちに、CGが好きなうちに動きましょう。

 

 

最後に色々ゴタゴタあり、自分で会社を探す、諸々自分で交渉するのが疲れて派遣に登録しました。



 前職より給与を下げての転職はおすすめしません

初回の転職時、未経験の映像系CG会社と言うこともあり元の給与より下げて転職をしました。初めは「勉強のため!!」と思っていたのですが、入社してから給与を上げるというのはなかなか大変。

給与ほぼ据え置き状態で増える仕事、責任、、前職の給与に戻すのに時間がかかりました。

また転職時は概ね前職の給与を参考にされます(もちろん希望額も聞かれはしますが)。転職は給与を上げるチャンスでもあります

実力に伴わない超高額は却下されることもあるかもしれませんが、あまり自分を低く見積もらないように。

※夫の会社(ゲーム会社)ではしっかり査定が行われ定期的にちゃんと昇給しているので、給与体制は会社による所が非常に大きいです。

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働き方の壁!将来に悩む派遣時代

ある程度仕事をこなし続けて、将来を考える余裕ができるようになってきました。

それと同時にCG屋として新たな悩みが出てきたのが20代後半。アラサー。

悩んでいた当時の独白-女性CG屋の葛藤-

恥ずかしながら、昔のブログを掘り出しました。

女性CG屋の葛藤

それはCG業界に入る前から薄々思ていたことだが、その頃はまだ業界に入ること、CGを作れればそれでいい!と青臭い希望に満ちて見ないフリをしていた壁がうっすらと見えてきたという話。

実際入ってみて、やりたいことが少しずつ明確になって、そこに向けて方向転換をしたり何だり、今日までなんとかCG制作に携わってくることができた。

 

そんな中で、人生の転機は訪れる。
それは結婚。そしてやがて訪れる(訪れてほしい)子供。

 

私は常々、将来的に(子供ができても)ずっと働き続けて行きたい。
どんなかたちであれ、CG業界には身を置いて居たい。
と言い続けてきている。CGが好きなんですわ。

 

でもいずれは子供が欲しいとは思うし、そんな状況になったら今みたいな、やれ終電連チャン、やれ徹夜、なんて生活は出来ないし、したくもない。
(まあ、この状況は女性に限らずだろうが)

 

現実問題そうなったら、この業界でデザイナーとして働き続けて行くのは厳しいんでないかと思うわけで。

 

でも、CGが好きなので、業界を離れたくはない。
家で独り作業も好きではないので、フリーランスはあんまり。
でも安定もしたい。

 

そんな狭間でなやむ。悩む。
結構悩んで
職種を変えようか
いっそのことこの業界を辞めようとさえ思ったこともある。

 

派遣を機にそういう会社を探してきてもみた。
最終的には「CGちょっと出来る事務職」なんて必要としないかしら?(笑)
なんておもってたりするわけで。

 

幸にも、デザイナーとしての力を多少生かせる、産休育休実績のある会社を紹介してもらえることになったのだか、そこに入ること=デザイナーとしての歩みを終える、ことを意味してたり。

 

業界に多少関わっていればデザイナーでなくてもいいと思う気持ちとやはり技術者としての歩みを止めるのはどうなんだ?
と相反する気持ちのなかで葛藤した末、お断りして今もまだ終電帰りなんてしているわけだが。

 

やりたいこともある、叶えたい夢も。
どこか諦め切れない自分がいる。

*******

所属しているようで、自由な感じの派遣生活は、いつ不安定な状態になるかの不安感は常につきまとうが、色々な会社を渡ることでスキルは身に付くし、精神的にも大分図太くしてくれる。
(コミュニケーションとれなきゃ、派遣なんてやって行けない。)

 

なにより良い出会いを色々与えてくれた。

 

派遣先での出合いはもちろんのこと、
この自由な感じの立場は結構都合がいいもので、色んな会社の、色んな立場の人達とも平然と呑める。

 

まあ、個人の気分的な問題かもしれないが、少なくとも、私はどこかに在籍してたら、こんなにも色々交流しようだなんて思ってはいない。会社絡むとめんどくさい。

 

そんな出会いの中で当然ながら家族持ちの人もいる。
こういう葛藤を理解してくれて、解決策を一緒に模索してくれる人もいる。
※ちなみに私の「ちょっとCG出来るCG屋の事務職」の野望は
「ばっかじゃねーのCG作んなさいよ」と一蹴されて終わった

 

結局のところ、
・理解ある会社に行くこと(比較的自由な働き方が可能な業種だし)
・必要とされるスキルを身につけること(半年ー1年のブランクごときで若い子たちに負けない力)
・コミュニケーションをちゃんととること(働き方に関して率直には話せる人間関係、しゃべれない人間は苦労する)

 

それさえあれば、デザイナーとして続けて行けるんではないかという話。

 

実際出産してもなおデザイナーとして働く女性もいないわけではない。
直接の知り合いにはいないが、今はツィッターなどで出会えたりする。同性のデザイナーと仕事をする機会があまり無かった私には、それがとてもありがたく心強い。

 

この業界大変なことは多いと思う。。

 

職場環境が雑(!?)なところもあるし
中小会社では片手で収まる人数しかいないこともざら。
プロジェクト単位で一人だってありえる。(扱いが平等なので、まったく気になったことはない)
正直、デリケートな人、連れションタイプの人にはお勧めしない。

 

基本、心が折れなければ生きて行けるし、選択権を自分にもつことが出来る。

 

そのためにも先を見越した働き方をしていかなければならないし、
地道な人脈作りが大切だなーと最近はよく思う。
それで助けられたこともあるしね。

 

そんなかんじ。

CGは好きだけと安定もしていたい、そんな葛藤ですね。

 

ちなみにこの「ばっかじゃねーの」と私の葛藤を一蹴してくれたのは現在の弊社の代表です。本人は覚えてないようですが(笑)

 

関連記事そうこうモヤモヤ考えているうちに妊娠・出産しました

子育てCG屋になった現在

現在は子育てに理解ある中小CG会社で正社員(CGアニメーター)として働いています。

派遣時代に出会った方に誘われた会社で、これまでで一番長く在籍しています。

目標は変わる

安定して、コンスタントな実績を残すことが今の目標

 

子どもが生まれてから時間の有限さを実感し、いかに効率よく、安定した実績を残すかに重きを置くようになりました。

 

関連記事子供のいる生活は自分時間が激減します

 

不思議なことに、時間が限られている中で成果を出そうとすることで仕事に必死だった産前より勉強をするようになったりセミナー等情報収集に勤しむようになったのは皮肉な話です。

仕事も子供も諦めたくはない

    子どもも大事だが仕事も大事

     

    もちろん子供は大切です。そしてCGも、仕事も好きなんです。どっちも大事にしたい欲張りな人間です。

     

    今でも子供と一緒に観れる作品を作りたいなーなんてうっすら思っていますが、そういった案件に入ると多分子供との時間をガッツリ削らなければなりません。

     

    ただでさえ1日数時間(しかも家事をしてたら子供との遊ぶ時間なんてほぼなし)しか会えない上に休日出勤なんてことになったら、、、。

     

    仕事と子供が両立できるバランスを日々模索しています。

     

    子育てCG屋の悩みは「#子育てCG屋」やSlackへ

    子持ちのCG屋、子持ち希望のCG屋向けにというハッシュタグを作りました。

     

    単に在宅勤務&CG系の子育て仲間がいなくて寂しかったので、単なる交流目的と言うのもあります。

     

    他にもAKI(@frontakk )さんが専用Slackを立ててくれています。

    なかなかリアルで出会えなかったワーママ、ワーパパとたわいのない子供のことや仕事関係の情報交換出来たりなんだり出来て楽しいので、どちらもゆるーく気軽にご利用頂ければなと思います。

    1人では乗り越えられない様々な壁

    幾多の壁を乗り越えられたのは周りの人や環境、配偶者との協力があってこそ

     

    学生時代~現在まで幾多の壁がありましたが大きなところでは

    • 就活の壁
    • やりたいことへの転職
    • 妊娠・出産
    • 子育てしながらの働き方(~小1)

     

    と言うのを乗り越えて今に至ります。

     

    一人の力で乗り越えることは不可能で、精神的な面で大きく支えてくれたのは夫で、ワーママとして子育てをしながら働きたい意思を汲んでくれたのは会社であり、中で働くの人たちであったり、他多くの方の協力の上でここまでやってきました。深く感謝しています。

    こんな人間もいるということで

    SNSではこの業界でバリバリにやってる人、技術発信している人、意識高い系の人たちの声がどうしても大きく目立ってしまうので、自己嫌悪に陥りがちですが(私も)

     

    適度な労力、安定した成果を出すことを目標にしている人間もいること、それでも何とか生きていけていることが伝わればいいかなと思っています。

     

    私の場合もあくまで一例。

    世の中にはたくさんのクリエイターがいて、沢山の人生があって、沢山の選択肢があります。

     

    これから目指す人も、今疲れて何も考えたくない人も一辺倒に考えず、柔軟な選択肢をもってもらえたら幸いかなと

     

    出来れば待遇そのままに閑職に行きたいので、弊社に転職・就活希望の方はDMください(笑)

     

    悩みに終わりはない

    子育てと一緒で悩みは尽きません。

     

    いまもまだ50代、60代になった時はどのように働いているのだろうか、このままで果たして良いのだろうかと考えることもあります。

     

    先のことばかり考えていても仕方ないというか今に必死なのでそこまで深くは考えていませんが。

     

    その頃にこのブログを続けていればまた経過を残すやもしれません。

     

    今仕事に追い詰められている人、頑張らなきゃと自分で自分を追いつめている人、色々焦っている人(私も含)

     

    ほどほどに頑張りましょう。

     

     

    関連記事ワーママの悩みにも注目

     

     

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