MayaのPivotについて。
モデリングやアニメーションで何かと変更をしたくなるPivotについて調べました
コンテンツ
Pivot(ピボット)の基本操作
Pivotの位置変更:Insertキー/D
Insert又はDキーを押すことでピボットの位置の変更モードになり、ピボットの編集後、再びInsert又はDキーを押すと確定します。
スナップ機能と併用すると尚効果的!
X: グリッドにスナップ
C:カーブにスナップ
V :ポイントにスナップ
Pivotをオブジェクトのセンターにする
Modify>Center Pivot
オブジェクトの中心にピボットが移動します
Pivotのリセット
Insert又はDキーを押したまま、マーキングメニュー(右クリック)を表示させるとピボットに関する設定が出てきます。
Reset Pivotを押すとピボットが元の位置に戻ります。
Center Pivotとの違いがあるのかよくわかってません。
BonusTools「Zero Pivot Tools 」
データをいじっている際にPivotを原点に移動させてたい場合がありますよね。
標準機能ではInsertやDキーを押してPivotを編集するモードにして、Gridにスナップ(X)させて原点にと言うような非常に効率の悪い方法を取っていたのですが、BonusTools(Autodesk公式のスクリプト&プラグイン集で、別途DLが必要)内に、Zero Pivot Toolsという1クリックでピボットの位置を変更できる機能があったのでもう少し調べました。
何故か公式のモノだというのに日本語ドキュメントがないという不遇な扱いを受けているボーナスツールです。
公式の動画から使い方を抜粋したいと思います。(4:54~)
Zero Pivot Tools
BounusTools>Modify>Zero Pivot Tools
Keep Pivot Offset and Zero Local Values
ピボットのオフセット情報は維持しつつ、LocalSpaceの情報を0にします。
InsertやDキーなどでピボットを編集し、Transformを全て0にしても原点に戻らないようなピボットに有効な機能です。
■ピボットを編集、フリーズ等で現在のピボットの正確な位置がわからない状態
■Keep Pivot Offset and Zero Local Valuesを実行するとピボットの原点からの現在位置が表示されます。
この値を0にすれば、ピボットは原点に移動します
■何をしてるかというと、アトリビュート内のLocalSpaceに収められた位置情報をトランスフォームに移しています。
Center Pivot and Zero Local Values
LocalSpaceの情報を0にしつつ、ピボットをオブジェクトのセンターに移動します。
Center PivotとCenter Pivot and Zero Local Valuesの違い
■元
■Center Pivot
Local Spaceに位置情報が収まり、Transformには影響しません
■Center Pivot and Zero Local Values
Local Spaceは0のまま、Transformに値が入ります。
よってTransformを0にすれば原点に戻ります。
Move Pivot to Base and Local Values
ピボットを任意の軸の最小又は最大値に位置合わせします。
デフォルトではY軸の最小値になっていますが、軸や最小/最大値の選択のダイアログが出るのでお好きな軸にすぐ合わせることが出来ます。
Move Pivot to Origin and Zero All Values
ピボットを原点にします。
まとめ
モデリングでもアニメーションでも何かと使うPivot。
使いどころを分けて効率よく、上手く使いこなしていきたいです。
関連記事フリーツール「NitroPoly」にも簡単にPivotを制御する項目があったので要注目です!
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