ZBrush2020で新規に搭載されたモデルのサムネイルやシルエットを視覚化できる機能の使い方をご紹介します。
デフォルトでは表示がONになっているため、ドキュメント上のモデルを左上にある白いエリアにリアルタイムでサムネイル表示してくれます。
参考
コンテンツ
公式動画:ZBrush 2020 - Thumbnail View
この機能の活かし方
- シルエットで形状確認
- リファレンス画像を読み込むことができるので、その画像に合わせて形状調整
関連記事これまでのZBrushのリファレンスと言えばこれら
サムネイルの各設定
Preferences > Thumbnailサブパレットにあります
Thumbnail
サムネイルの表示/非表示を設定します。
デフォルトではON。表示されている状態です
Silhouette モード
シルエットの表示/非表示を設定します。
オフにすると、カラーとマテリアルの設定に変わります
Sizeスライダー
サムネイルのサイズを調整します
Magnifyスライダー
倍率の調整、サムネイルをズームします
Export Thumbnail
サムネイルを画像データにエクスポートします。
PSD,JPG,PNG,BMP,TIF 対応しています。
Import
シルエットの背景にリファレンス画像をインポートします。
この機能はサブメニューには無く、サムネイルウィンドウをクリックすることで画像をインポートすることができます。
Background
ビューの背景色を設定します
Silhouetteモードを使用している場合、背景色をカラーパレットから選択してからBackGroundをクリックします。背景色が変更されるとともにモデルも背景色の補色で自動的に調整されます。
※背景を緑にしてBackGroundをクリックした例
サムネイル機能のホットキーとマウスアクション
サムネイルビューのいくつかの操作はマウスアクションでのみ行われます。
ズーム(Magnify)
サムネイルビュー内でSHIFT+クリック&ドラッグ
背景画像のインポート(import)
サムネイルビューをクリック
テクスチャインポートウィンドウが開くため、そこから画像を選択します。インポートした画像はサムネイルビューの背景に割り当てられます。
背景画像の移動/パン
サムネイルビュー内でALT+ドラッグ
背景画像の拡大縮小
サムネイルビュー内でALT+ドラッグの状態でALTを放す
ドキュメント上でのズーム操作と同じですね。
ドキュメントのスナップショットをサムネイルの背景に割り当てる
CTRL+クリック
自動的にスナップショットされた画像に切り替わります
シルエットは造形の要!
- シルエットで見てイメージが伝わる
- シルエットから印象が、個性が伝わる
- シルエットから造詣が見てとれる
というのは受け手に情報を伝えるという意味で非常に重要です。
アニメーションにおけるポージングでもシルエットの大事さは語られています。
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それがZBrush内で手軽に確認できるようになったのはよいことですよね。
うまく活用していきましょう!
参考シルエットから伝わるデザインの重要性
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