【年長】保育園の謝恩会(卒園式)でのスライドショー作成メモ

卒園を迎えスライドショー係として１動画を完成させたので制作メモを残しておきます。

 

• どんな構成にした？
• 何からやればいいのかわからない

そんな方に向けて。

 

この記事では

fa-check-circle-o 実際に作成したスライドショーの構成

fa-check-circle-o 作成した感想

をまとめています。

 

私の屍を越えて、素敵なスライドショーを作成してください。

なお、実制作に関してはAdobeAfterEffectsとAdobePremiereといういずれも有料ソフトを使用して作成していたため、具体的な作成方法については割愛しています。

参考

無料でスライドショーをオンラインで作成 | Adobe Express

【2025年】スライドショーの作り方とおすすめソフト・アプリ４選【Win / Mac / iPhone / Android】＠CyberLink

基本情報

• 子供15名以下のクラス。
• 謝恩会は保護者からお世話になった先生方へのお礼の意味合いが強く、子は参加しません。※子どもらは別室にて保育ありの人形劇を見ている

 

謝恩会は保護者企画という慣例のため、保護者同士で協力し合って行います。

今回の謝恩会の委員のひとりと付き合いが長く(※上の子が同級生)、私が映像制作の仕事をしている、と言ったふわっとした情報だけ把握しているがゆえに白羽の矢が立った形。

スライドショーコンセプト

スライドショーを通して子どもの成長と園での思い出を振り返る

先述通り、子が参加しないイベントのため、先生が思い出に浸れる内容を考えました。

 

今回一番長い子で0歳の頃からお世話になってきたので、そこから現在に至るまでの成長が見えるような構成にしてます。

途中入園の子がそこそこいるので、年長の活動写真多めでの構成。

 

過去、他の方が作成したスライドショーの内容としては

• （両）親の若いころの写真→子ども
• 0歳の子の写真で止めて「これは誰か？」といったクイズ形式

と言った形にしている例も。要は自由です。基本制作者に一任してます。

皆さん共働きの合間での対応なので当然報酬なしのボランティアであることであることは理解しましょう。

スライドショーで使う写真

• 園の不定期に行われる写真販売での写真
• 朝園児が少ない時に撮影したもの

を使用しています。

実際に作成した動画の構成

✅8分程度。BGMは歌付き音楽２曲分

✅コンセプトは「園での思い出」

1. タイトル
2. カウントアップ集合写真（OP）
3. 子ども達のメッセージタイトル
4. 各個人写真スライド(園での思い出を語るコメント音声付き)
5. 日常写真（ED）
6. お礼テキスト

 

AfterEffectsでタイトルや個人動画部分を作成＞それぞれ出力した動画をPremireでつなぎました。

AfterEffectsでは

• 個人部分のスライドおよび、テキストテロップ入れ（アニメーション作成、微調整しやすいため）

Premiereでは

• AE出力の動画を繋ぎ作業（動画同士のトラジションも簡単）
• BGM、音声編集（音を聞きながらの調整がAEよりも簡単）

1.タイトル

『2024年度謝恩会』的な全体タイトル

3秒程度。

2.カウントアップ集合写真

0歳児クラス→年長クラスに至るまでを順々に表示。

• 入園の西暦（2019年4月1日）→卒園式の日（2025年3月某日）までのカウントアップテキストを表示
• BGMの前奏に合わせてクロスディゾルブ＋ズームで表示

□AfterEffectsだとカウントアップも簡単

3.子ども達のメッセージタイトル

『園での楽しかったこと』的な子ども達が語るメッセージタイトル

CANVAでいい感じの動画素材を作成し、AEにてテキストを調整しました。

4.各個人写真スライド　一人約30秒

0歳～現在までの写真5.6枚を、クロスディゾルブ＋ズームで表示

一人テンプレート的に作成し、後ははめ込み。子ども達のメッセージを各々の写真の背景につけました。

テロップ情報多めがおすすめ

一人30秒とはいえ、子どもはそんなにたくさんしゃべれない子が多いです。

間を持たせるためにもテロップに流す情報は多めがおすすめ。
なおBGMを歌付きにしたのも、耳からの情報量を増やすため。

【制作メモ】

• AEはシーケンスレイヤー(アニメーション＞キーフレーム補助＞ シーケンスレイヤー)を使え。
  オーバーラップの設定も可。トラジションもも出来る
• 一人テンプレート的に作成→複製して全員分作成。素材は入れ替えと位置調整で動画が出来るようにしておくと楽

5.日常写真

0歳～現在までの活動写真をクロスディゾルブ＋ズームで表示

BGMに合わせて、日常の活動写真を表示。OPが正統派（？）集合写真だったので。

最後の盛り上がりなので、BGMに合わせて畳みかけるように表示

ラストは去り行く背中

ラストは余韻を感じさせるように、子ども達が走る背中の写真を使用しました。

たまたま良い写真があったので良かったですが、なければ子ども達の思い出の品を表示させる予定でした。

6.お礼テキスト

最後の一言

□サンプル。実際のコメントとは異なっておりますが、イメージ的にはこんな感じ

作成した感想

✅まず尺(BGM)を決めろ。音楽２本分ぐらいがちょうどいい
✅OPとEDの構成を決めてから、個人尺を決めるべし。
音楽に合わせての写真の畳みかけはあってよかった
✅尺を決めても子どもはそんなに長くしゃべれない。
持ち時間30秒自由に。という指定でメッセージをお願いしましたが、数秒で終わる子も多々。
我が子も何回か撮影したものを繋げましたが、やはり大人のように時間いっぱいにしゃべることは子どもにとって至難の業。
子も嫌々言っても良いものにならないので、テロップの情報量を増やしてメッセージ(音声)の少なさをカバーできるようにした方が良いです
✅0歳児からの集合写真をもっと撮影してもらっておくべきだった。存外少ない。
こればかりはどうしようもないですが、次の子が０歳児入園になるので反省及びふんわり要望として園と共有しておこうかと思っております
✅引きの写真は購入しておいておいてよかった。
✅顔の写っていないの写真も購入しておいてよかった。
✅子供たち全員の作品の全体を収めておくべきだった。
自分の子の分しか撮影していないケースが多かったので、スライドショーに使いにくかった
✅子供の写ってない写真も購入しておいてよかった。
給食や子供たちの共同制作物とか

計画をもって作成しましょう

行き当たりばったりで作成したので後からテロップの追加素材をお願いしたり、園内の撮影をしたりとバタバタと作成してました

1. スライドショーコンセプト決定
2. BGM決定
3. OPとEDを決定
4. 個人尺の決定
5. 個人のテロップ内容を決定

この順で行えば順調に作成に至れるかと思われます。

プロジェクターで映すスライドショーだったので写真のクオリティは重要ではなく、被写体のレイアウト調整の方が大事です。

またとにかく素材集め。つなげて流してみて違和感があれば写真の差し替え、という形でトライ&エラーを何度と繰り返しました。

まずは全体を完成させることに注力しましょう。

 

よき卒園を迎えて下さい🌸