【Maya】ピックアップ!animBotのおすすめ機能メモ

本記事はアフィリエイト・プロモーションを含むことがあります

CGアニメーターに便利な機能満載のツールセット「animBot」のおすすめ機能のメモです。

 

150もの機能があるにも関わらず

全く触り切れていない現状があったため

先人の知恵を借りることにしました。コメント下さった皆様ありがとうございます!

 

 

この記事では

AnimBotのおすすめ機能

をまとめています。

 

使っていって便利な機能があれば随時追記していきます。

 

 Maya2020。animBot_2_0_2(Eco版)。2022年5月時点での情報です。バージョンによって使える機能に差がありますのでご注意ください

 

関連記事AnimBotのバージョンに関してはこちら

スポンサーリンク

AnimBotのおすすめ機能

AnimBotには日本語のヘルプもありますので、少しずつ触ってみるのがおすすめ

AnimBotのON/OFF

シェルフのAnimBotアイコンで行います。

AnimBotを使用するとアウトライナーにAnimBotノードが作成されます。AnimBotをOFFにしない限り削除することが出来ません。

社外にデータを提出する、FBXのデータを出力する際にこのノードが邪魔になることがあるのでAnimBotをOFFにして削除することを忘れないようにしましょう。

 

関連して、間違って不要なノードを作成しないように、Launch at Maya Startup(maya起動時にAnimbotoを有効にするはOFFにしています。

Reset Pose

ポーズを初期ポーズに。

あくまで初期時の状態に戻すだけなので、もし初期ポーズを変更したい場合には、右クリックメニューからSnapshot Preferred Default Poseで初期ポーズを登録します。

参考ヘルプ Reset Pose解説

Reset Rotation

回転だけを初期状態に。

参考ヘルプ Reset Pose解説

Ease In Out

キーのイーズイン/アウトを正しく計算。

参考ヘルプ Ease In Out解説

 

元のカーブ(キー)を活かしたままイーズをかけたい場合はBlend To Easeがよさそう

参考ヘルプ Blend to Ease解説

Tweener

中間のキーを作成します。スペーシングの調整に非常に便利

参考ヘルプ Tweener解説

Cycle Match Tangents

接線のサイクルを一致。インゲームや遊技機案件などループモーション作成時に嬉しい機能ですね

参考ヘルプ Cycle Match Tangents解説

Copy Animation

アニメーションのコピー。ペーストする時にMirrorすることで反転させることが出来ます。
サイクルアニメーションの反対側やキャラの対称アニメーションが欲しい時に使用しています。

参考ヘルプ Copy Animation解説

Mirror Pose

ポーズの反転コピー。デフォルトポーズを読み込んだ時に、Snapshot Mirror Settingsを設定しておいた方が吉。

参考ヘルプ Mirror Pose解説

Select Opposite

反対側のリグを選択。ポーズのミラーリングの際に便利。

参考ヘルプ Select Opposite解説

Select Sets

選択セットをサクッと作成できます。CTRL+選択セットをクリックすれば複数の選択セットを選択できるのも嬉しい。

参考ヘルプ Select Sets解説

Xform Relationship

Nori氏(@Norizgroove)より

都合上コンストレイントは使用できず、ロケーター配置して位置合わせを繰り返す といったようなことをしないで済むようになりました✨

参考ヘルプ Copy Xform Relationship解説

関連記事Mayaでの位置合わせ

Xform World Space

Xform Relationshipほど使用頻度は高くないですが、使い方次第ではWorldBakeみたいなことも出来きました。

参考ヘルプ Copy Xform World Space解説

関連記事worldbake

Selection Attribute Space Switcher

ポーズを保ったままスペースアトリビュートを切り替えます。

ローテートオーダーを変えられるという認識でしたが、パーツのピン止めなども出来るようです。

やすや氏(@yasuya_x2)、ふじわら(@atsuox)氏より。


参考ヘルプ Selection Attribute Space Switcher解説

 

関連記事ローテートオーダー変更

Temp Pivot

選択したオブジェクトの一時的なピボットを作成して、好きな場所からオブジェクトを回転できるようにします

参考ヘルプ Temp Pivot解説

Micro Manipulator

非常に細かな動きの調整が可能になります。

カメラに接するぐらい近くのオブジェクトをアニメーションさせる際に動きすぎてすぐにフレームアウトして困る。と言った際にこちらを使います

参考ヘルプ Micro Manipulator解説

Global Offset

アニメーションレイヤーを使わずに全体的なポーズの調整

参考ヘルプ Global Offset解説

Motion Trail

選択したオブジェクトのモーショントレイルをONに

設定次第でカメラスペースに出来たり頂点単位でモーショントレイル表示可能

 

若杉氏(@Ryowaks)より


参考ヘルプ Motion Trail解説

Time Bookmarks

1シーン内で複数のカット作成が必要な場合にとても便利。個人的にはよく使ってます。

参考ヘルプ Time Bookmarks解説

関連記事CG自習部屋氏のAriViewWindowと併用するともっと便利!

Crop Animation

選択範囲外を削除。アニメーションの抽出や最終データの整理に使います。

参考ヘルプ Crop Animation解説

Remove Redundant Keys

カーブの形状に影響を与えず、同じ値のキーを削除。フルフレームで打たれたデータの整理に使用してます。

変化値のないカーブを丸ごと削除してしまうRemove Static Anim Curvesもありますが、個人的にはこちらの方をよく使います。

 

参考ヘルプ Remove Redundant Keys解説

Smart Snap Keys

端数フレームの整理に

参考ヘルプ Smart Snap Keys解説

Select All Anim Curves in the Scene

トミオ氏(@tomiokatarou123)より。

DAGのチェック外して全選択➡タイムライン移動という煩雑なことをしないで済むようになりました✨

ホットキーあててます。

参考ヘルプ Time Bookmarks解説

Sliders OverShoot  Mode

スライダーが100%以上移動します。ホットキーあててます。

参考ヘルプ Sliders Overshoot Mode解説

Temp Controls(現在プロ版のみ)

いのぽあ氏(@inopoa1)より

エコ版を購入しているので試せなかったのですが、他にもAnimBot機能解説は参考になるのでおすすめです!

【メモ】ウォークサイクル足の滑り修正

Blend to Neighbros world space

参考Blend to Frame World Space

 

miyuki氏(@miyukimaruyama)より。


力業も必須(笑)

moco

試してみた所、
Blend to infinity world spaceでは思ったような挙動にならず
Blend to Neighbros world spaceの方かな?と思われたので、この記事ではBlend to Neighbros world spaceのスクショにしてます

【メモ】簡単に震えを作る

ピンポイントな使い方なので常時おすすめとはいいがたいですが、便利だったのでメモ

  1. Simplify Bake Keysでカーブをベイク

    参考Simplify Bake Keys
  2. Noise Waveでノイズを作成

    参考Noise Wave
  3. Blend to Easeで元の震えを考慮したままノイズのイーズ具合を調整

    参考Blend to Ease

 

関連記事アニメーションレイヤーと合わせて使いたいですね

【メモ】AnimBotを使用してサイクルアニメーションを作る

自分に合った機能を探しましょう

担当案件などによっては便利な機能が異なると思います。

時間を見つけて機能を触っていきたいですね

全機能解説動画

全機能を解説している動画を公開されている方もいらっしゃいますので、参考までに。


アニメーション関連書籍

■『アニメーターズ・サバイバルキット』はアニメーターなら持っておきたい一冊

■ポーズ作りに
体の可動域や体格による違いなどの解説もあるので、知識として一読しておきたい一冊

■Morie.Ink著

関連記事レビュー


■廃盤になってしまったようなので高額な転売に注意

■アニメーションには直接関係ありませんが、画作りに一読しておきたい一冊

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事