マスキングの詳細な調整を行うMask Ajust(マスク調整)のご紹介です。
マスクの輪郭線を抽出したい。
BlurMask(CTRL+クリック)だとちょっとボケ過ぎて困る。
そんな方に向けて
この記事では
fa-check-circle-oMask Adjustの設定
fa-check-circle-oMask Adjust Profileのカーブサンプル
をまとめています。
関連記事マスキング色々
参考
Mask Adjust
Tool>Masking>Mask Adjust
ちょっと縦に長いですよね。Mask Adjust自体はここだけです。
主に覚えておけばよい機能
Apply
BlurスライダーとMask Adjust Profileカーブの設定に応じてマスクを調整します。
Blur
マスクのぼかす度合いを指定します。
値を高くするとぼかしが大きくなり、値を低くすると既にぼやけているマスクをシャープにすることができます。
Mask Adjust Profile
プロファイルカーブを変更することで、マスキングを変化させることができます。
その下の各項目はプロファイルカーブを調整するためのものなので省略します。
実際に触ってみて下さい。あとのプロファイルカーブサンプルの項目でも一部ご紹介しています
カーブを直線にするには?
DrawPoint(オレンジ色の点)をつかみ、押したままプロファイルカーブエリア外にドラッグして戻します。同様の操作で再びカーブにすることが出来ます
Undo/Redo
プロファイルカーブ編集の取り消し/やり直し
CTRL+Zではマスキングの効果がアンドゥされてしまうのでご注意下さい。
Save/Load
プロファイルカーブの保存/読み込みを行います
プロファイルカーブサンプル
実際にプロファイルカーブがどのように影響するかをいくつかご紹介します。
Applyを実行することでマスキングに反映されます。
調整前のマスキングのボケ次第等で結果は変わるので参考程度にどうぞ。
マスクエリアをグロー(拡大する)
Focal Shiftを-に設定します
マスクエリアをシュリンク(縮小する)
Focal Shiftを+に設定します
マスクの濃度を均一に変更します
Offsetを調整します
マスクにムラを作る
Noiseを調整します
輪郭線抽出1
なだらかな輪郭が抽出されます
輪郭線抽出2
台形にするとより濃くなります
ボケを除去
何かと使い勝手がよさそう
マスク+Inflateを使ったスジボリ、装飾品作成等一部抽出は使いどころが多いですね。
ZBrush関連アイテム&書籍
日本語の書籍も沢山出ています。バージョンが古いものもありますが、基本的な操作方法に大きな違いはないので大丈夫かと思います。お気に入りの1冊を見つけてください。
注目!ZBrush専用アカウントを作成しました。ZBrush関連の最新記事、過去記事を投稿するアカウントです。良ければフォローしてください
らくがきクリエイトmononocoのZBrush関連の記事(ZBrush、ZBrushCoremini、Keyshot)を投稿するアカウントを開設しました。
しばらくは過去のZBrush記事を不定期にツイートしていきます。記事投稿のみのアカウントです📢
本体(@mono_moco)共々よろしくお願いします🙏https://t.co/o1vZMSCPDU pic.twitter.com/nrQ5ExFC5P
— moco_ZBrushTips (@moco_ZBrush) December 8, 2020
関連記事ZBrushユーザーを増やしましょうぞ!無料で遊べるZBrushCoreMini
ZBrushCore超入門講座 シリーズ
Twitterでも積極的にTipsを配信していた福井信明さん(fa-twitter@nobgame)の書籍。
基本操作から、(超)丁寧に解説しているのでZBrushを始めたばかりの人にも、無印ユーザーもおすすめです!
関連記事実際にやった感想
ほか初心者向けの入門セミナーでもわかりやすく解説されていました。
そしてちょっとしたユーザーの疑問にも丁寧に答えてくれる人格者でもあります!
リビングでちょろっと&セミナーで持ち出しなどでしたら、この辺でかなり充分だと思います。もうちょい低めでもいいくらい。
そして予約ありがとうございます!!!https://t.co/RaBYAf3a9z
— のぶほっぷ福井【ZModeler超入門講座】発売もうすぐ (@nobgame) 2019年11月4日
2020年4月に夭逝されたバイタテリティあふれる素晴らしい方でした。その遺伝子たるこれらの教材をもとにたくさんの作品を生みしてください。
作って覚える! ZBrushフィギュア制作入門
作って覚える!シリーズ第1弾。
初心者向けにフィギュア制作の工程が解説されています。フルカラー石膏を目的とした解説のため分割についての解説はありませんがZSphereやZmodelerなどZBrushでよく使われる機能を網羅した1冊。また書籍購入者向けに商用利用可能なブラシデータも配布されております。ZBrush 4R8対応。
Coreにはない機能を使用しているので注意が必要です。
作って覚える!ZBrushハードサーフェス入門
作って覚える!シリーズ第2弾。
「作って覚える!フィギュア制作入門」が終わってのステップアップならこちら!
Zmodelerの基本操作及びメカモデリングで覚えるZModelerの応用テクニックを学ぶことができます。初心者も対象となっていますが多機能を使用するため、ZBrushに慣れてきてからチャレンジするのがおすすめです。
作って覚える! ZBrushフィギュア制作チュートリアル -はじめてから塗装まで-
作って覚えるシリーズ第3弾。ZBrush 2022対応。
初心者向けにフィギュア制作の工程が解説されています。1弾とチャプターの大きな構成は同じですが、こちらは自宅での3Dプリントを想定しているため分割、出力周りの情報が増量。ワークフローや作成パーツも1弾と異なります。ZSphereの機能周り等1弾から省略された解説がある一方、MicropolyやDynamics等比較的新しい機能を使ったフローも学べます。