ZBrush-写真からリアルな葉っぱを作ろう!【ポリペイント化】

写真素材を使ってリアルな葉っぱを作成する方法のご紹介です。

 

こちらネットで見かけたTipsなのですが、元のリンクが無くなっていたのでキャッシュの画像を見て作成してみました。作者不明のTipsです。

 

この記事では

写真素材からオブジェクトを作る制作工程

をまとめています。

 

 検証バージョンはZBrush2021.5
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リアルな葉っぱを作成するワークフロー

大まかなワークフローは

  1. 葉のテクスチャを用意する
  2. テクスチャからポリペイントに変換
  3. 葉のマスク作成
  4. 不要なメッシュを削除
  5. スカルプトや調整

実際にやってみた

今回はTextures.comから素材をお借りしました。すでに後が抜けている素材があるので助かりますよね。

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Step1.葉のテクスチャを用意する

背景をグレー又は黒にした正方形のテクスチャを用意します

テクスチャの色にかぶらない背景色が良いです。

moco
検証はグレーの背景で行いましたが、マスクの作成時に調整が必要だったのでもう少し黒っぽい色でやればよかったなと思いました

Step2.テクスチャからポリペイントに変換

  1. plane3Dを作成しMakePolyMesh3Dで変換。
  2. Tool>Geometry>DvideでSdivを5ぐらいに分割します。
  3. Tool>TexrureMapから先ほど作成したテクスチャを読み込みます
  4. Tool>Polypaint>Polypaint From Textureでテクスチャをポリペイントに変換します。

    この際にポリペイントがボケてしまうようならSdivの分割数を増やしてください

Step3.葉のマスク作成

葉と背景を分離します。

Tool>Masking>Mask By Color>Mask By Polypaintで背景の部分にマスクを生成します。

このような感じにマスキングされます。(ポリペイントを非表示にした状態)

Step4.不要なメッシュの削除

葉以外の場所を削除します。Tool>Geometry>DelLowerで下位のサブディビジョンを削除します

  1. CTRL+クリックでマスクを反転。
  2. Tool>Visibility>Hide Pt でマスクがかかっていない箇所を非表示にします
  3. Tool>Geometry>Modify Topology>DelHiddenで非表示部分を削除します

スカルプトや調整

後は

  • Tool>Masking>Mask By Color>Mask By Intensity
    マスクをかけて葉をスカルプトしたり
  • Gizmo3Dのデフォーマー

等を使って変形、あとは好きに複製すれば完成です。

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Ryan’sToolsもおすすめ

Ryan’sToolsの中には読み込んだ画像の解像度(縦横比)そのままにポリペイント化してくれる機能があります。

それを使えばStep1.2は省略できますし、テクスチャを正方形にする必要もありません。

おすすめです

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