ベベルブラシやライブブーリアンを行った際にどうしてもで出来てしまう歪んだトポロジーを修正する方法を考えてみました。
きっかけはこちらのツイート。
Bebel(ベベル)ブラシ使用後のリメッシュが崩れるんで、回避方法を模索中。
一応これで解決できるけど,もうちょいスマートな方法がないかなあ。#ZBrush pic.twitter.com/QAhKg9GqD1— トーン(冬音) (@tone_amehare) August 30, 2021
自分ならどうするだろうか?
と思い立ってためしてみた結果です。あくまで一案です。
この記事では
fa-check-circle-oベベルブラシ➡ZRemesherでリメッシュするまで
fa-check-circle-o調整の小ネタ
をまとめています。
- ハードサーフェスのモデルを作る人
関連記事ベベルブラシ
ベベルブラシからZRemesherでポリゴンを整えるまで
大きな流れとしては
- ポリグループを分ける
- ポリグループ境界にマスキング
- ポリッシュ
- ZRemesher
という手順を踏みました。
1.ポリグループを分ける
今回はブラシ時には1ポリグループだったので、同様に1ポリグループ前提で考えてみます。
可能であれば、ベベルやブーリアンを行う前にポリグループを分けておいた方が手間が少なくて済むかもしれません。
Tool>Polygroups>Grops By Normals
法線の曲率でポリグループを分けます。
関連記事ちょっと古い記事ですが
2.ポリグループ境界にマスキング
Tool>Masking>Mask By Feature
GroupsのみONにして適用します。ポリグループの境界にマスキングがかかります。
3.ポリッシュ
Tool>Deformation>Polish By Feature
特徴を維持しつつポリッシュをかけます。これ以上トポロジーが変化しないぐらいまで何度か適用します。
関連記事ちょっと古い記事ですが
4.ZRemesher
マスクを解除し、SymmetryをONにした状態でTool>Geometry>ZRemesher
設定は以下
- KeepGroupsをON:ポリグループを維持
- AdaptをOFF:変形具合によるポリゴン分布の可変をさせない
- SameをON:同じポリゴン数に ※任意
ちなみにKeepGroupsをOFFにし、DerectEdgeをONにしてリメッシュするとハードエッジを検知してリメッシュしつつクリースがかかります。
関連記事ZRemesher
多少の歪みは残りますが大きなゆがみは改善されました。
調整の小ネタ
Groups Changed Point
同じベベルでもBevelFlatのであれば
Tool>Polugroups>Groups Changed Pointで簡単にベベル面をポリグループ分けできます。
ポリグループのコピペ
Zmodelerのポリゴンアクション>ポリグループ機能を使う
関連記事やり方
ちょっとしたエッジの調整
Zmodelerのポイントアクション>スライド機能を使う
ポリグループがミソ
ポリグループをきれいに分けられるかがこのTIPSのミソかなと感じました。あくまで一案。他にもいろいろな手法が出てくるかと思いますので今後もチェックしていきたいですね。
ZBrush関連アイテム&書籍
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