【Maya】プレイブラストの見栄えをよくする設定

プレイブラストを使用して簡易的な動画を出力時する際に、見栄えよく出力するの設定メモ。

 

普段、適した解像度で動画出力さえできれば無問題とやっていたのですが、たまたま参考動画が流れてきたので、今回を機に少々見直してみようかなと。

 

この記事では

参考動画

プレイブラストで見栄えよくする設定

をまとめています。

 

この記事がおすすめな人
  • CGアニメーター
  • アニメーションデモリールを作成したい方
 検証はMaya2023.3
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参考動画

Your Animation Playblasts Can Look Like Renders!

プレイブラスト

Windowd>Playblast

よく使うのでシェルフに登録(CTRL+SHIFT+クリック)しております。

出力する際の基本

基本的に表示されている状態のまま出力されるので

  • 選択時のハイライト表示を避けるためメッシュは選択しない。
    (又はSelection Highlitingのチェックを外す)
  • グリッドは非表示に

出力したい表示状態にします。

グリッドやSelection Highlitingは適宜ON/OFFに。

私の場合、全てを非表示にした後、Polygonsのみ表示(Alt+2)にし、Resolusion gateやグリッドもOFFにしています。

Viewport2.0の設定を調整する

アンチエイリアシングのON

Anti-aliasing>MultiSmpling Anti-aliasingにチェックを入れます。

SampleCountを高くすればするほどエッジが滑らかになります。


アニメーション時にこの設定をONにしておくと動作が重くなるので、プレイブラストをする時に限ると割り切りましょう。

アンビエントオクルージョンのON

Screen-space Ambient Occlusion>Enableにチェックを入れます。

アンビエントオクルージョンが適用されるのでシーンに奥行き感を与えます。

その他

  • モーションブラーはONにしない
  • 必要に応じてFogをON
  • シャドウを落とす(ライト有の場合)

動画内ではプレイブラストの出力設定についての解説もあるので、興味がある方は上記動画をご確認下さい。

このあたりは仕様により決められている部分だったりするので割愛。

三点照明を当てる

キーライト、フィルライト、バックライトを設置。

ライティングに関してはこちらの動画で細かに解説しています。

覚えるべきホットキー

  • 5…シェーディング表示
  • 6…シェーディングおよびテクスチャ表示
  • 7…すべてのライトの使用

参考

Autodesk Maya ショートカット & ホットキー ガイド

Light Editor

ライト管理のエディター。

ライトの追加や各ライティングをソロで確認することもできます。

ただし、アンビエントライトの追加はメニューからしか追加出来ない模様(謎

グループを作るのも簡単。整理しやすくなります

ライティングのステップ

  1. アンビエントライトを配置。7を押して、ライトを有効にし強度を調整

    環境光と言うだけあって、方向性がないためキーライトを設定します。
  2. ディレクショナルライトを配置。キャラの目のハイライトを見ながら角度を調整。
  3. ディレクショナルライトを複製し、キャラの後ろに。キャラと背景を分離させるリムライト(バックライト)に。
  4. さらに複製し、ディレクショナルライトと対称位置に配置して。フィルライトに
  5. 必要に応じてアトリビュートエディタより、バックライトとフィルライトのスペキュラへの影響をOFFに
  6. これで基本の三点照明+αが出来ます。

デモ リールやアニメーションを少しでもよく見せたい時に

  • Viewport2.0を調整すること
  • 簡易的にライティングすること

これらのことはアニメーション自体には影響はあまりありませんが、ちょっとの手間で印象が良くなるならやっておいて損はないですよね。少なくとも出力前のViewport2.0の設定変更ぐらいはやっていきたいと思います。

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書籍

アニメーション周りの書籍でもMayaが使われていることがあります。

アニメーション


モデリング

素体、髪の毛、衣装、アクセサリ制作のポイントを網羅。完成モデルデータ付きなのが嬉しいというかスゴイ。

基礎

伊藤電脳塾を書籍化したというこの本。ベーシックスというだけあって、基礎的な操作方法が網羅されており、Google検索で探しまわる手間を大分省いてくれます。

初心者もわかりやすく細かに解説されているので操作に迷うことはありません。

お手元に一冊どうぞ



リギング周り

■マヤ道

リグの実践的なノウハウを学ぶ前によみたい根本的なMayaの仕組みを理解することを目的とした本です。

初心者が躓きやすいポイントの解説もあります。Mayaユーザーなら1冊は持っておきたい良書です。何よりマンガで解説されているので、スッと入ってきやすい。

主人公(新人モデラー)の上司のつぶやきとして、セットアップ前のオブジェクトの不備についても触れられています。


 

■Mayaリギング 改訂版

実践的なリグの組み方を基本的なところからキャラリグまで学べる書籍です。


0ベースからリグを組み立てる工程をサンプルデータと共に解説しています。

リグを作成する際の具体的なルールやリグにおけるデフォーマーの使い方、ノードのつなぎ方、ドリブンキーの使用etc、実制作を通して丁寧に解説されています。

アニメーション関連書籍

■『アニメーターズ・サバイバルキット』はアニメーターなら持っておきたい一冊

■ポーズ作りに
体の可動域や体格による違いなどの解説もあるので、知識として一読しておきたい一冊

■Morie.Ink著

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