2024年10月下旬。4人目を無痛分娩にて出産してきました。実に6年ぶり、40代での出産を無事に終えてきたのでそのレポートです。
上の子二人は自然分娩(経膣分娩)で出産し、3人目で初めての無痛分娩。
その時の平和な出産が忘れられず今回も無痛分娩を選択しました。
前回も同様、
無痛分娩はそのリスクや無痛処置による陣痛の長時間化など、人によってさまざまな状況があるかと思います。私の場合は比較的順調と言われる流れに乗ることができました。
無痛分娩ってどんな感じ?と検討している方への参考になればと思います。
あくまで私の通っていた産院での流れになるので一例として認識して頂ければとおもいます。6年もたったら大分仕組みが変わっておりました。
私がやった無痛分娩は
fa-check-circle-o無痛分娩は、お腹が張る感覚・多少の痛みはある
fa-check-circle-o無痛分娩時の体力温存具合は自然分娩の比ではない!
やはり、無痛分娩を選択してよかったです❤
関連情報3人目の出産レポ
コンテンツ
今回の出産時の我が家
- 40代夫婦。
- 上の子は小6、小3、年長
なんとか保育園のお迎え(〜18時頃)までには産み終わりたい意思がありました。
無痛分娩できる前提条件(私の産院の場合)
私の通っている産院で無痛分娩出来る条件です。産院によって大きく異なるので事前に確認しておきましょう。
・無痛分娩出産できるのは38週以降
・麻酔医いる平日のみの対応
・前日入院の計画分娩
前回は1日1組でしたが、6年も経つと1日3組程度は対応可能になっていました。
・夫の立会出産可
事前の採血や無痛分娩における諸々の同意書が必要なため、普通分娩からの切り替えや予定日前の陣痛などには対応しておりません。
今回は週末に小学校、保育園の運動会が立て続けに入っていたので、
39週0日での出産です。
何とか出てこないでくれ~と祈りながら過ごしておりました
関連記事無痛分娩のリスクについてはこちら。
無痛分娩の流れ
一連の流れです。
出産準備については別途まとめております。
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【前日】
午後に入院、内診。
ここでの子宮口の開き具合で前日処置をするか否かがきまります
【当日】
9:00~分娩室IN。
9:30~陣痛促進剤、硬膜外麻酔開始
10:00〜夫立ち合い開始
16:45 出産
4人目の経産婦だから何かと早いでしょう!
と言われて始めた無痛分娩ですが、同時に分娩室に入った計画分娩の方々の中で一番遅い出産でした。
出産前日 午後入院
今回も夫も休みをとり、一緒に病院へ行きました。
衆議院選挙が近いのもあり、期日前投票に行ってからの入院です。(頑張った)
事前に家でシャワーを浴びて、化粧等も一切落としてから来るよう言われていたのでそのように。
入院手続き
受付にて
・無痛分娩の同意書提出
・母子手帳等の提出
・入院部屋の選択(※絶対個室派)
・病院からもらえる出産祝い品の選択
などの入院手続きを終えました。
その後、病室案内&内診とのことで、この時点で夫は帰宅。
病室へ案内され入院用のパジャマに着替え
・血圧
・体重
・採尿
を行ったあと内診へ。
事前処置なし!今回はラミナリアをやらずに済みました
診で子宮口の開き具合を確認しました。
38週の健診で既に子宮口が2センチ開いており、今回の内診でもほとんど変わらず。
刺激して夜に陣痛おこってもなんなので、今回はこのままでいきましょう。
明日の朝の診察次第ではバルーンを入れてちょっと拡張します。
バルーン了解です。
関連情報前回の出産でで一番痛かった処置はこの事前処置でした
前回も3人目の経産婦で子宮口2㎝だったけど、遠慮なくラミナリア処置したのなんでや…
と頭をよぎりましたが、事前処置をやらないで済んだことを素直に喜びます。
点滴のルートを刺しただけで事前処置は終わりです。
20時 NST
分娩室に行ってのNST。特に問題なく終わりました。
隣室では陣痛と思しきうめき声が。産院ならでは。
出産当日
朝には分娩着に着替え、指定の靴下、紙ショーツ、産褥パッドのみ装着して待機していました。
なお無痛分娩の場合、朝と昼食は絶食です。
7:00 内診
子宮口の開き具合の確認。2.5㎝程度とのことで、バルーンも見送り。
絶食となるため、点滴を打って一旦部屋に戻りました。
9:00 いざ出陣
陣痛に備えて必要なもの(スマホ、リップ、お茶)をもって出陣です。
これ以降、もう出産するまで病室に戻ることはありません。
分娩室。
前回と同様足元の方が隣室と抜けていて助産師の方が自由に行き来できる構造になっています。
9:30 陣痛促進剤(オキシトシン)IN
最初に陣痛促進剤(オキシトシン)を始めました。
それと同時にNST、心電図、血圧計、酸素計を装着。
分娩台の上で横になり、体育座りのような形になって無痛分娩の麻酔待ち。
9:45 硬膜外麻酔
麻酔医着。
背中に痛み止めの注射を注入され、いよいよ硬膜外麻酔です。
この痛み止めの注射が地味に痛く、腰下にしびれが走りました。
(目をつぶって深呼吸して痛みを逃し中)…はい
足先はないですけど、腰はしびれてますね
足先は大丈夫です
と続けて硬膜外麻酔管を挿入、背中に固定しました。
生理痛程度の痛みが出たらお知らせください。麻酔が聞くのに20分ぐらいかかるので、あまり我慢すると麻酔が間に合いません
6年前と異なり、これ以降、麻酔医の先生の出番はありませんでした。
促進剤はもちろんのこと、麻酔も自動で投入+必要あれば助産師さんが任意で投入できるように変わっていました。効率化されてますね。
10:20 夫分娩室にIN
促進剤、麻酔のテストが終わり、問題なさそうだったので夫が分娩室に入る許可が出ました。
促進剤のおかげで下腹部に違和感。
ひたすら陣痛待ち
ここからはひたすら陣痛待ち。
- 11時半ごろに最後のトイレに行って以降は分娩台の上で陣痛待ち
- 麻酔が適度に聞いているため、痛みレベルが4⇔2を行き来。生理痛が来たなー程度で推移
- 麻酔の効き具合の確認のため、腹部より下に保冷剤を当てて感度の確認 数回
- 時折助産師さんによる、子宮口の確認
- 時折、体を起こして陣痛を促す
- 12時。夫がお昼に離脱
- 13時。促進剤、max120のうち、段階的に84にアップ。
ですがそこそこ張りは頻繁になれど、陣痛らしい痛みが来ず…
全然陣痛来ない上、子宮口も開いてこないとか。
これ、保育園のお迎え危うくないですか…?
まぁ…もう少し様子見しましょ
14:00 人口的に破水
医師の診察。保育園のお迎えリミットも迫っていることもあるため、人口的に破水させることに。
15:30 保育園のお迎えに離脱
張りの波が2,3分ごとになったものの未だに陣痛らしい痛みが来ず、状況は停滞。
これ先にお迎え行った方がよくないですか?(※自宅には実母が留守番にきているので預けられる)
うーん、そうする?
何分ぐらいで戻ってこれそうですか?
一時間強ですかね…
なる早で
了解
16:00 陣痛くる
夫が離脱して30分ほどしたら陣痛の効きをよくするために体勢を起こしました。すると痛みが頻発に
16:15 子宮口5㎝に
痛みが下がってきた感覚と共に、痛みが急に4~5に。
あれだけ早く出てきてと願って、今度はパパを待ってくれと我慢を願うとか…
16:20 子宮口7㎝に
このころにはしんどい生理痛、後陣痛ぐらいの痛みと圧迫感が迫ってきており、夫に実況中継Lineをおくりつつ、目をつぶって痛みに耐えておりました。
あー、痛いっすねー
とまぁ、しゃべる余裕があるのはやはり無痛分娩ならではでした。
16:35 夫着
ナースステーションのピンポンが鳴って、
との声の元、立ち合い分娩用の割烹着?のようなビニールを着た夫氏登場。
おー、ギリ。ホントギリ。もう出そう。お疲れ
頑張ったねー
と、みるみる分娩準備が始まって、前回同様ビニールシートを腰下にひき、膝上にもビニール、お股の消毒を行い、いざ出産。
張りに合わせていきむことに。
流石に4度目、麻酔も効いているおかげもあって痛みは重い生理痛程度+圧迫感程度、いたって冷静に分娩に臨めました。
3、4回ほどいきんだ後
やってみますww
16:45 次女爆誕
半分いきみを2度ほど行った後、4子目が爆誕しました。
39w0dでなんと3800gオーバー。
無事にお股も割けました( ノД`)シクシク…。基本的に我が子の出産でお股が裂けなかったことは無かったんですけどね。
17:00 写真撮影をしてパパとお別れ
出産直後の写真は1枚。
後は助産師さんがカメラマンとなり、夫婦と子の2ショット撮影のみ許諾されました。
好き放題撮影出来てた6年前と変わったんだな…
その後は裂けたお股の処置他、分娩室で2時間ほど休憩をするため、夫とはここでお別れ。
とんぼ返りになっちゃったねー。お気をつけて
ゆっくり休んでね
夫退出。
そうですか?
(バブちょっとしか見れなかったけど、そっくりなんかな?)
おぉう。うちら夫婦か
無痛分娩はやはり平和でした
流石に無痛分娩2回目ということもあり、夫婦での無痛分娩への感動は無かったものの、やはり無痛分娩出来てよかったという感想です。
病院によっては本陣痛が始まってからの硬膜外麻酔というパターンもあるようですが、
私の産院場合は初めから硬膜外麻酔と並行していたので最後の30分に、重たい生理痛を強く感じたぐらいで終了しました。
- 陣痛への恐怖が無い
- 出産への恐怖が無い
この無い無いコンビがあれば、+10万の出費は惜しくはありません。
反面、麻酔による痛み軽減のためか
- 経産婦でもそこそこ時間がかかった
印象でもありました。当日朝、計画分娩で同時に3人分娩室(※部屋は別だが、構造上声は聞こえる)に入ったのですが、私が一番遅くに出産しましたね…。
前回の感想と同じですが
無痛分娩においてリスクや費用面での負担、産後の痛みは当然ありますが、あの陣痛の苦しみがほぼなく、出産時ですら重たい生理痛程度で治まると思えば、出産に対してのネガティブな気持ちがまるでありませんでした。
麻酔が切れたあとの後陣痛や裂けた会陰の痛みがしんどかったですが、それでも通常の分娩よりも体力は温存されていました。
40代の出産なので、体力温存はその後の生活においても死活問題です。
おまけ:出産当日のその後
17時~、夫氏帰宅後のこと。
- おマタ縫われ、おマタ周りをきれいにされ、しばし安静に。
18時~
- 分娩室にて夕飯と産後の薬を渡されゆっくりご飯
19時~
- Twitterにて出産報告
17時前。3800gオーバーのビックベビーを出産しました👶
おマタも死亡😇中々進まず、同時に分娩室にJoinした中で結局1番最後の出産でした😂
とりまお疲れしたぁぁーーー🛌
— moco@らくがきクリエイトmononoco (@mono_moco) October 24, 2024
- 軽い産後の生活レク(スケジュール)
- 各種計器や点滴、背中のはりを抜く。
- 出血が多い方(500ml超える)の場合は念の為点滴のルート残しておくそうだが、200ちょいと裂けた割には出血少なく優秀だったため全部取る。
- へその緒(太)をもらう
- 分娩エリアのトイレで用足し
19時半
- 部屋に車椅子で運ばれる
- 部屋に戻っての1stトイレはナースコールでIN/OUTを知らせるように指示され終わる
- Twitterに猛然と返信後ねおち