ここではMARCUS_CIVIS氏が作成したZBrushのプラグインCurves Helperのインストールと使い方をご紹介します。
インサートメッシュを配置する時、
カーブの制御が面倒くさいなと思ったことはありませんか?
このプラグインを使えば制御しやすいZSphereで存分に編集後、わずかなカーブ調整だけ希望するカーブを作成することがます。
関連記事インサートメッシュの作り方
コンテンツ
Curves Helperとは
ZSphereを元にカーブを作成するフリーのブラグインです。
youtubeでは様々なユーザーがその使い方を紹介しています。
■ユーザー投稿の使い方
fa-arrow-circle-rightDLリンク
Curves Helperがやっていることを標準の機能だけでやる
- ZSphereでチェーン配置
- メッシュに変換(AdaptiveSkin)
- 両端を削除
- Zmodelerを使ってポリグループ分け(3つのポリグループ)
- 不要なポリグループは削除(2つのポリグループのみ)
- FrameMeshを使用してポリグループの境界にカーブを作成
- InsertMesh ブラシを選択した状態で、カーブをクリックします。
と、これだけの手順が必要になり、このプラグインでは上記手順の2~6を省いてくれます
Curves Helperのインストール
- ZCentralのMARCUS_CIVIS氏のスレッドよりCurves Helper.zipをDLします
- 解凍したZIP内にあるCurvesHelper.zscを下記に入れます。
C:\Program Files\Pixologic\ZBrush 2020\ZStartup\ZPlugs64
- ZBrushを再起動
- ZPlugin>CurveHelperが表示されます
Curves Helperの使い方
- カーブを追加したいモデルのSubToolにZSphereを追加します。
- SubToolリストで ZSphere を選択します。スケールして、適切な開始位置に移動します。
- ZSpheresを追加しつつ好きな位置に配置して、ZSphereのチェーンを作成します。
- ZSphere チェーンを作り終えたら、Copy ZSphere Chainボタンを押してZSphere チェーンをメモリに保存します
- カーブを追加したいSubToolを選択して、Create Curveボタンを押します。
- InsertMesh ブラシを選択した状態で、カーブをクリックします。
少々カーブを調整して出来ました
注意事項
- Root ZSphere (基点となる最初のZSphere) は、チェーンの一端にある必要があります。
- 単一のチェーンのみ機能します。分岐(枝葉に分かれたもの)はできません。
Tips:カーブに対してのインサートメッシュ位置を調整したい
Brush>Depth>Imbedを調整します。
左側にあるオレンジのサムネイルでも調整可能です。
Tips:カーブを削除したい
Stroke>Curve Fanctions>Delete
関連記事カーブの各機能についてはこちらをどうぞ
インサートメッシュを扱う時には非常に便利ですね!
ZBrush関連アイテム&書籍
日本語の書籍も沢山出ています。バージョンが古いものもありますが、基本的な操作方法に大きな違いはないので大丈夫かと思います。お気に入りの1冊を見つけてください。
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作って覚える! ZBrushフィギュア制作チュートリアル -はじめてから塗装まで-
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初心者向けにフィギュア制作の工程が解説されています。1弾とチャプターの大きな構成は同じですが、こちらは自宅での3Dプリントを想定しているため分割、出力周りの情報が増量。ワークフローや作成パーツも1弾と異なります。ZSphereの機能周り等1弾から省略された解説がある一方、MicropolyやDynamics等比較的新しい機能を使ったフローも学べます。