ZSphereからカーブを作成するCurves Helperの使い方と各設定についてのご紹介です。
ZBrush2021.5のアップデートで標準搭載された機能で、それ以前はユーザー作成のプラグインとして有名な機能でした。キャラクターの腰に結び目をつけたり、メカにワイヤーの流れを作ったり、靴やブーツに紐をつけたりと使い方は多種多様。
- 何処にあるの?
- どうやって使うの?
という方に向けて
この記事では
fa-check-circle-oCurves Helperの各設定と使い方
をまとめています。
- 複雑なカーブが欲しい人
- 細かにカーブを調整したい人
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参考
関連記事ZBrush2021.5以前のバージョンで使用したい場合はこちら
旧バージョンとの違い
フリーのプラグインで配布されていた頃の機能から色々とアップデートがなされており、旧バージョンであった注意事項も今回のプラグインでは問題なく操作できます
- Root ZSphere (基点となる最初のZSphere) は、チェーンの一端にある必要があります。
- 単一のチェーンのみ機能します。分岐(枝葉に分かれたもの)はできません。
■以前はNGだったこのような二股の構造も
問題無くカーブ生成されます
他にも以前には無かった
- ZSphereのサイズを統一する機能
- カーブを削除する機能
が機能内に同梱されました
Curves Helper
Stroke>Curves Helper
Copy ZSphere Chain
ZSphere情報をメモリにコピーします。
ZSphereのチェーンを作成し終え、カーブに変換したい場合はまずこのボタンを押します。
Scale ZSpheres to DrawSize
全てのZSphereを現在のDrawサイズと同じサイズにリサイズします。
複雑な配置でZSpheresを移動させたり、最終的な効果を確認したりするときに便利です。ZSphereのサイズは見た目もので、カーブ自体には何の影響もありません(※カーブはZSphereの中心を通る形で生成されます)。
Create Curve
Copy ZSphere Chainで保存したZSphere情報に基づいて曲線を作成します。
Append New
有効になっているとCreate Curveボタンを押すと、新しいSubToolにカーブを作成します。
デフォルトではON。
Delete Curve
選択されたサブツール上のカーブを削除します。
Curves Helperの使い方
カーブを生成してインサートメッシュを適用する工程です。
使い方は旧バージョンとさして大きく違いはありません。
大まかな流れ
- カーブを追加したいモデルのSubToolにZSphereを追加し、ZSphereの追加やトランスフォームをしつつ、ZSphereのチェーンを作成します。
- ZSphere チェーンを作り終えたら、Copy ZSphere Chainボタンを押してZSphere チェーンの情報をメモリにコピーします。
- Append NewがONになっているのを確認し(デフォルトではON)、Create Curveボタンを押します。新しいSubToolにカーブが生成されます。
- インサートメッシュで好きなメッシュを選択、カーブをクリックします
- Delete Curveボタンを押してインサートメッシュを確定します
1.ZSphereチェーン作成
SubToolにAppendでZSphereを追加し、ZSphereチェーンを作成していきます。
関連記事ZSphereの基本的な使い方
2.Copy ZSphere ChainでZSphereチェーン情報メモリに保存
ZSphereのSubToolを選択した状態でCopy ZSphere Chainボタン。
3.Create Curveでカーブを生成
Append NewがONになっているのを確認し(デフォルトではON)、Create Curveボタンを押します。
新しいSubToolにカーブが生成されます。
4.インサートメッシュをカーブに適用
適用したいインサートメッシュを選択して、カーブをクリックすると適用できます。
関連記事インサートメッシュの基本
5.カーブを削除し完成
カーブを削除することでメッシュが確定します。
これがあればカーブと仲良く出来そうですね。
関連記事カーブともっと仲良くなりたい人
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