ZBrush-Dynamesh(ダイナメッシュ)の使い方と各設定。ネガティブメッシュの作成と解除方法

ここではDynamesh(ダイナメッシュ)の基本的な使い方と各設定。メッシュを削るネガティブメッシュの作成、解除方法についてご紹介します。

 

Dynameshモードは更新することで設定した解像度を元にモデルに新しいトポロジー再構築する機能です。

スカルプトしていてメッシュが足りない!

メッシュを気にせずスカルプトをしたい!

3Dプリントに向けて結合したい

ここではそんな方におすすめの機能です。

 

この記事では

Dynameshの使い方と特徴

Dynameshの各機能

ネガティブメッシュの作成方法と解除方法

をまとめています

この記事がおすすめな人
  • Dynameshの使い方が知りたい人
  • Dynameshの各機能が知りたい人
  • Dynamesh時に挿入したメッシュの挙動を変更したい人
 検証バージョンはZBrush4R8ですがZBrush2018で追加された機能も補足しております

 

参考

DynaMesh | ZBrush Docs

 

関連記事Sculptris Proも自由度が高いスカルプト機能の一つです

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Dynameshとは

Dynameshはモデルに新しいトポロジーを再構成するリメッシュ機能です。

 

Dynameshモードの状態で更新することにより、設定した解像度を元にメッシュが再構築されます。

 

【特徴1】Dynameshの解像度には限界がある

2048×2048のキューブ程度(キューブ面あたり約400万ポリゴン、DynaMesh / Subtoolあたり約24000000ポリゴン)に制限。

DynaMeshはコンセプト作成ツールであり、細かなディテールをスカルプトするを目的としたものではありません。

【特徴2】モデルサイズによって変わる結果

Dynameshはモデルのサイズによって同じ数字でも適用される結果が異なりますので、解像度にはご注意ください。

【特徴3】Dynameshでブーリアンもできる

基本的な挙動(結合される)以外にも、ネガティブメッシュ化することで削る、差分のみにするなどのブーリアン処理をするともできます。

結果、ブーリアンに似ていますが、ブーリアンで生成されるような乱雑なポリゴンはありません。

 Dynameshでブーリアン処理を行う場合は、該当するToolを一つにまとめる必要があります

Dynameshの使い方

Dynamesh を使用するのは至って簡単

  1. Tool>Geometry>Dynamesh内のDynameshをONにする
  2. スカルプトする
  3. メッシュが足りなくなったら、キャンパスの空いたエリアでCTRL+ドラッグでトポロジーの更新を行うだけです。

その際に関わってくる解像度(Resolution)に関しては後述します。

Dynameshモード

Tool>Geometry>DynameshをONにすることでDynameshモードに入ることが出来ます。

メッシュの更新(リメッシュ)

キャンバスの空いたエリアをCTRL+ドラッグ
※モデルにマスクがかかっていたら事前にマスクをクリアする必要有

 

メッシュの更新のキャンセル

Escを押すとメッシュの更新がキャンセルされます

※ZBrush2018からの機能

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Dynameshの各機能

Groups

複数のPolyGroupを持つDynaMeshは別々のパーツに分割されます。

Polish

DynaMeshを更新するたびにサブパレット上部にあるClayPolish設定が適用されます。

 

 

関連記事ClayPolishの設定についてはこちら

Blur

モデル全体にブラー(スムージング)がかかります。

Project

モデルの現在のディテールがDynaMesh更新時に自動的に投影されます。

 

これは、ディテールを持つポリメッシュをDynaMeshに変換するときに便利です。

3Dプリント用のデータ作成に便利
全体的に均等にリメッシュするのと異なり、細かなディテール部分にはメッシュを多く割いてくれる機能になります。
詳細なディテールを維持しつつ、不必要なポリゴンを増やしたくない場合はこちらの機能をONにします

Resolution

DynaMeshの解像度を定義し、モデルの全体的なポリゴン密度を制御します。

 

 

  • 値を小さくするとポリゴン数が少ない低解像度メッシュが作成。ディテールが甘くなることも
  • 値を大きくすると高解像度のメッシュが作成され、ディテールは保持されます。

 

低解像度のDynaMeshは高速に更新され、高解像度のものは更新に時間がかかります。

SubProjection

Projectボタンが有効な時、ジオメトリの配置を制御します。

 

数値が高ければ高いほどメッシュのエッジにより多くのジオメトリが適用されます。

Add

更新時、挿入されたメッシュが元のDynaMeshと結合(マージ)します。

 

 

基本的には挿入された新しい要素(メッシュ)はすべてAdditiveメッシュになります。

Sub

更新時、ネガティブメッシュで元のメッシュを削ります。

 

ネガティブメッシュの作成方法は後述。

And

更新時、Additiveメッシュとネガティブメッシュの交差部分のみ作成します。

 

その他の部分はすべて削除されます。

 

Create Shell

内側の厚みを作成できます。

 

ネガティブメッシュを挿入・更新することで、内側の厚みがDynaMesh全体に追加されます。(サーフェスを膨らませるのではなく、モデルの内側に厚みができるのがポイント)

 この機能は、3Dプリントをしたい人にとって、プリントする素材の量を減らしてコストを削減するのに最適です。

 

Thickness

Create Shellの際の厚みの定義

 

ネガティブメッシュの作成方法

前提としてZBrushがネガティブメッシュを判別しているのはポリグループでのみです。

そのため、複数のメッシュを挿入して、1回のリメッシュ操作で一度に加算または減算することができます。

 

ネガティブメッシュを作成する方法は3つあります。

  1. ALTを押しながらメッシュを挿入する
  2. Tool>PolyGroups>Group As Dynamesh Subを使用する
  3. SubToolの Remeshオプション変更>Merge Down

【方法1】ALTを押しながらメッシュを挿入する(ネガティブメッシュの挿入)

Altキーを押したままメッシュを挿入すると、ZBrushはそれをSubtractive(ネガティブ)メッシュとみなします。

 

+ALTで挿入されたネガティブメッシュは法線が反転されて表示されます

これはインサートメッシュの時に有効です。

【方法2】Group As Dynamesh Subでポリグループ変更

Tool>PolyGroups>Group As Dynamesh Sub

 

ポリグループが白い表示になります。

追加挿入したメッシュを後からネガティブメッシュに変換したい場合に有効です。

 

関連記事ポリグループ設定についてはこちら

【方法3】SubToolの Remeshオプション変更>Merge Down

SubToolの Remeshオプションを変更した後にSubTool>Merge>MergeDownして1Toolにまとめます

 

ネガティブメッシュの解除方法

別のポリグループをあてがう。

まとめ

Dynameshは自由にスカルプトできるので使う機会はZRemesherと合わせて多いかと思います。

特性を生かして作業にあたりたいですね

 

関連記事ZRemesher

おまけ:Addボタンの役割は何だろう

Addボタン=CTRL+ドラッグ(リメッシュ)の操作のようです。

 

そのためネガティブメッシュが含まれている状態でAddボタンを押すと、普通にメッシュがえぐられました。どうやらリメッシュ操作にショートカットを割り当てたい時などにこのAddボタンを利用するのが良いようです。

 

ZBrushでのブーリアンをするならLiveBooleanの方が後から調整できるので便利かと思います

 

関連記事LiveBoolean

 

 

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