【ZBrush】NanoMesh(ナノメッシュ)でトピアリーを作ろう

トピアリーの作成方法のご紹介です。PixologicのZClassroom LIVE(Joseph Drust 氏)の一部分を実際にやってみた記録です。

 

トピアリーとは公園や庭園で見かける植物が動物やデザインチックに刈り込まれた造形物のことを指しています。

 

面白そうだったため実際やってみました。

  • 作り方は?

という方に向けて。

 

この記事では

トピアリー制作工程

参考動画

をまとめています。

 

この記事がおすすめな人
  • ナノメッシュと仲良くなりたい人
 検証バージョンはZBrush2021.7

 

関連記事知っておきたいNanoMesh

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参考動画

Joseph 氏のナノメッシュの使用方法を解説した動画。

【事前準備】素材の用意

今回はトピアリーに使う植物のデータ配置するためのベースメッシュが必要です。

植物データ

Planeにテクスチャを貼ります。

Planeを用意します

イニシャライズでPlaneを作成・UVを作成するか、Plane3Dを使用するか方法は問いません。

とにかくUVがついていればOKです。私は初めからUVがついているPlane3Dを使用して作成しました

 

■今回用意したPlane

1データをDuplicate、同じポリゴン数のデータをナノメッシュブラシ化した際に、同一メッシュに複数のナノメッシュ適用時にテクスチャが更新されない不具合が起こりました。

moco
参考動画内でもそのあたり解説されていたのかもしれませんが、残念な英語力の私は完全に漏らしておりました

 

植物テクスチャ

参考動画では植物データをJoseph 氏が自ら撮影トリミングしたデータを使用して解説していましたが、今回はフリーの素材をお借りして作成します。

 

参考葉っぱのフリー素材DLサイト

https://www.cgbookcase.com/

50 free foliage textures

Texture.com

Planeにテクスチャを貼り透過させたら準備完了です。

ベースメッシュ

ベースメッシュは適当に用意します。

今回はLightBox内にあったZeeZooフォルダからウサギの形状を読み込んで、AdaptiveSkinでメッシュ化>Dynameshで調整>ZRemesherでメッシュをポリゴンを減らした形状を用意しました。

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トピアリー制作

  1. 葉っぱや花をNanoMeshブラシ化
  2. ナノメッシュを挿入
  3. NanoMeshで調整
  4. 別の葉っぱを追加
  5. 2~4を繰り返して完成

1.葉っぱや花をNanoMeshブラシ化

Nanomeshブラシの作り方はNanoMeshの基本操作でまとめているので省略。
インサートマルチメッシュ化してナノメッシュブラシに変換します。

2.ナノメッシュを挿入

ZmodelerのポリゴンアクションTargetをAll polygonに。

ナノメッシュ挿入。

3.NanoMeshで調整

Tool>NanoMeshでパラメーターを調整

何だったらUIを日本語化して項目を確認して見ても良いかもしれません。

 

今回私が使ったのはこのあたり。

関連記事こちらの記事でも使い方のご紹介

4.別の葉っぱを追加

NanoMeshブラシから次に挿入したいブラシを選択、挿入を開始してからSHIFTキーを押します。

そして再び調整します。別のナノメッシュを追加するとIndexが追加されるのが確認できます。

ココを行き来することでナノメッシュの再調整も可能です。

Q.先に挿入していた葉っぱと混ざって見難い

Hide OthersをON

現在調整中のナノメッシュのみが表示されます

Q.配置に使っているベースを非表示にしたい

ShowPlaceMentをOFF

5.2~4を繰り返して完成

必要あらばメッシュ化して目立つめり込みを回避して下さい。

ただ性質上これだけ複雑に配置したメッシュの全てのめり込み回避は出来ないものと思っておいた方が良いかと思います。

 

■ハートもナノメッシュ

 

関連記事メッシュ化の際にUV注意

 

めり込みはどうしても発生してしまうのですが、近くに寄らない背景等であれば活用できそうですね

ZBrush関連アイテム&書籍

日本語の書籍も沢山出ています。バージョンが古いものもありますが、基本的な操作方法に大きな違いはないので大丈夫かと思います。お気に入りの1冊を見つけてください。

 

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