【ZBrush】Gizmo3D(ギズモ3D)基本操作と各機能とマスキング

Gizmo3Dの基本的な使い方とギズモの各機能やマニピュレーターのよく使う操作方法をご紹介します。

 

W,S,Rのいずれかを選択すると出てくるGizmo3Dは制作に必須。

  • ギズモの角度だけを直したい
  • ギズモの角度を任意に変更したい
  • 出てくるアイコンの意味は?

そんな方に向けて

 

この記事では

マニピュレーターの各機能

キーボードアクション(+SHIFTや+CTRLや+ALT)

Gizmo3D自体の位置や回転の変更

Gizmo3Dでのマスキングの仕方

をまとめています。

 

この記事がおすすめな人
  • Gizmo3Dのギズモ(マニピュレーター)の基本的な使い方を知りたい人
  • 各アイコンの中身を知りたい人
 検証バージョンはZBrush4R8ですがZBrush2018での変更点も補足してます

 

参考

Gizmo 3D | ZBrush Docs

 

関連記事ZBrush2022で若干挙動に機能が追加されたのでご注意ください

 

関連記事ポリゴンの表示非表示と組み合わせると効果的

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Gizmo 3Dとは

ZBrush4R8で搭載されたギズモ機能でTeansposeの代替品です

 

移動、スケール、回転、ベンドなど特殊なデフォーマーの使用、パラメトリックプリミティブの挿入が可能で、操作時にはTransPoseのアクションラインGizmo 3Dどちらも選べます

 

また、Gizmo3Dを使うことで複数のSubToolを同時に操作できます。

基本操作

Gizmo 3Dを有効にするには、Transformパレットまたはキャンバスの上で、Move、ScaleまたはRotateモードを有効し、Gizmo 3Dモードを有効にする必要があります。

 

Gizmo 3DモードはデフォルトでON。ON/OFFの切り替えはYキー

このアイコンをOFFにするとTransPoseのアクションラインモードになります。

アクションライン

ギズモの各機能

ギズモは基本的にモデルに対してのローカル軸での移動・回転・スケールと作業平面に対して移動・回転が出来ます。

マニピュレーター(ギズモ)

  • 3色各円錐部分:移動
    ALTを押しながら操作:ギズモのみ移動
  • 3色各立方体部分:スケール
    • 基本は1軸のスケール。
    • ALTを押しながら操作:選択した軸以外の2軸でスケール
      ※ZBrush2018より2軸スケールはスケールを始めてからALTを押すことで適用されるようになりました。
    • CRTLを押しながら操作:選択した軸でクリップ
  • 3色各リング部分:回転
    • ALTを押しながら操作:ギズモのみ回転
    • Shiftを押しながら操作:5度ずつスナップ回転
  • センター黄色立方体:比率固定の全体スケール
    CRTLを押しながら操作:全体をInflate
  • 白色リング部分:画面に対して平行に回転
    Shiftを押しながら操作:5度ずつスナップ回転
  • 白色矢印部分:画面対して平行移動

アイコン

ギズモ上部のアイコンについて。機能は追々

  • Customize:パラメトリックプリミティブの挿入やデフォマーの適用が出来る
  • Sticky Mode:ONにするとトランスフォームさせた際にpivotが元の位置に残る
  • Go To Unmasked Mesh Center:マスクがかかっていない部分の中心(モデルの中心)にギズモを移動させる
  • Mesh To Axis:ギズモをの中心軸に再配置します。ALTを押しながら適用するとギズモにのみ有効。S.PivotでPivotを変更していた際は変更後の位置に再配置します。
  • Reset Mesh Orientation:回転をリセットする。ALTを押しながら適用するとギズモにのみ有効
  • Lock/Unlock:デフォルトではONの状態。ALTを押すとUnlockになり、ギズモに様々な効果をもたらす
  • Transpose All Selected Subtools:ONにすると全てのSubtoolを同時に編集できる

Gizmo3Dの配置と方向

Gizmo3DはALTを押しながら操作することで、メッシュに影響を与えることなくマニピュレーターのみの操作(移動・回転等)をすることができます。

 

ALTを押している間はUnlockの状態です

ALTを押す代わりにLockアイコンを押してUnlockにしてから作業をすることもできます。

 

ただしこの場合は必ず作業終了後にLock状態にすることを忘れないようにしてください。

 

 の操作を行う際はシンメトリー機能をOFFにするのをお勧めします

ギズモを任意の場所に配置したい:ALT+クリック

クリックした箇所にGizmo 3Dが移動します。

 

Gizmo 3Dの向きは、クリックしたポリゴンの法線によって決定します。

ギズモの角度を任意で調整したい:ALT+ドラッグ

ギズモの軸の方向が自由に変更できるようになります。

 

斜めに編集したポリゴンをローカル軸で編集させたい場合などに便利です。

ギズモの回転を修正

回転させた際に角度のついてしまったギズモをワールド軸に正しく修正します。

 

ALT+

ギズモをシーンの中心に配置したい

ギズモをシーンの中心に戻します。

 

ALT++必要あらば

ギズモの回転の修正と合わせることで、シーンの中心軸で回転をリセットすることができます。

ギズモを接地面や特定のオブジェクトの中心等、任意の箇所に配置したい

ギズモの基点としたい箇所(or オブジェクト)以外をマスキング、その後Go To Unmasked Mesh Center。

 

ALT++必要あらば

 

これはマスクがかかってない所の中心にギズモを移動させます。

Topology Masking

TransPoseと同様に、Gizmo 3Dはマスクされていないエリアにのみ影響します。

 

SubToolの一部にマスクを適用すると、マスクされていない部分だけGizmo 3Dで変形できます。
Gizmo 3Dには、モデルにマスキングを生成するためのいくつかの機能があります。

Topologyマスキング

CTRL+ドラッグでマスキング

 

TransPoseと同様に、Gizmo 3Dには、モデルのトポロジに沿ってマスキングをする機能が含まれています。

PolyGroupの簡単ワンタッチマスキング

CTRL+クリッククリックしたポリグループ以外のすべてをマスキングします。

 

関連記事基本的なPolyGroupに関してはこちら

マスキングの切り替え

CTRL+SHIFT+クリック

まとめ

白い枠やらリングも操作対象だと初めて知りました。

ZBrush4シリーズでは大幅な機能が追加されて、ついにギズモまで搭載されましたね。

 

アイコンのON/OFFで従来のTransePoseと切り替えられること

マニピュレーターの特性とキーボードアクション(+SHIFTや+CTRLや+ALT)

 

ZmodelerのアクションでもGizmo3Dの機能は使用可能な機能のため、使いどころは幅広いです。

基本操作は抑えておきましょう。

 

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ZBrush関連アイテム&書籍

日本語の書籍も沢山出ています。バージョンが古いものもありますが、基本的な操作方法に大きな違いはないので大丈夫かと思います。お気に入りの1冊を見つけてください。

 

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