皿を割って指を切るという、日常に起こりうるほんの些細な失敗で救急車に乗ることになった私の体験談です。
昨今救急車の不正利用が騒がれる中、果たして呼んでいいものか葛藤した状況と判断材料、日々準備しておいた方が良いことをご紹介します。今回は救急車到着から病院搬送、帰宅まで
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一連の流れ
- 怪我をして人生初の救急車にのって病院に搬送された体験談1(グロ注意)
怪我の発生から救急車を呼ぶかどうか悩んだ過程。救急車を呼ぶ目安について。 - 怪我をして人生初の救急車にのって病院に搬送された体験談2(グロ注意)
救急車到着から病院搬送されるまで - 指の腱と神経断裂により大学病院で手術した記録1。大学病院への紹介状ゲット
救急搬送された病院から大学病院への紹介状をもらうまで - 指の腱と神経断裂により大学病院で手術した記録2。大学病院での初診と入院決定
大学病院での初診と入院が決定するまで。 - 指の腱と神経断裂により大学病院で手術した記録3。全身麻酔を伴う手術体験談
入院開始~実際の手術~退院まで - 指の腱と神経断裂により大学病院で手術した記録4。手術費用とお金周りの申請
入院費・高額療養費請求、傷病手当金申請、生命保険給付金請求などお金回り - 【体験談】指の腱と神経断裂の手術後 リハビリ生活
術後のリハビリ生活について - 指の腱と神経断裂の手術後。高額療養費、傷病手当金、生命保険給付金の支給内容
請求した高額療養費、傷病手当金、生命保険給付金の支給内容 - 指の腱と神経断裂の手術後2。手術から1年経過。リハビリ終了後の現在
手術後1年経過しての様子。最後です。
救急車到着
とりあえず救急車が来るまでの間、傷にタオルを当てつつ子供が怪我をしないよう食器の片付けをしていました。
- 長男には救急車が来る旨を伝えてお着替えするように
- 次男は一人でお着換えできないため、オムツと肌着のみスタイルのまま、とりあえず破片や血まみれのこちらに近づかないように好きなテレビをつけて座ってみているように指示。
そうこうしているうちに救急車のサイレンが聞こえてきました。締め切ってエアコンつけてると意外に音は聞こえないもんですね。
そしてインターフォンが鳴って救急隊員3名到着。
中に入って早々横にさせられ、状況確認、心拍、体温、眼のチェック(貧血確認?)
長男→ポカーン
次男→突然の知らない大人登場にに半泣き
(他の隊員さんに)う~んじゃあ連れていくか、大人しそうだし。下の子はズボンはかせてお前抱っこ。
(長男に)よし、おにーちゃん、これからママを病院に連れていくから一緒にいくぞ!
(私に)奥さんは財布、保険証、あとは旦那さんと連絡が取れるように携帯用意して下さい
【メモ】救急車を呼ぶ際に用意しておくもの
- 財布:診察代金及び帰りのタクシー等移動に必要な現金
- 保険証:これがないと一時的であれ10割支払うことになる
- 携帯電話:ほかの人への連絡用(出来れば相手の番号は覚えていたほうが吉)
- お薬手帳:または服用している薬の情報
搬送先を探す
救急車に乗り込んですぐ出発するかと思いきや、乗ってから搬送先をあたってました。
先述どおり指に痺れがあったためやはり形成外科で見てもらったほうがいいとのこと。
何でも私の住んでいるところなのか、一般的なのかは分からないですが形成外科は大学病院にしかないそうで、先ずはそこに問い合わせ→夜間のため担当医師不在。
とりあえず縫うことを優先して外科のある近場の病院に搬送されることになりました。その過程の間、常に私に了承を得る形(こういう状況なんですが、ここでいいですか?みたいな)で搬送先を探してくださいました。
搬送と施術
病院に到着すると、救急口に通され改めて状況を説明し、傷口を見せ、そのまま簡易ベッドに横になり施術開始。
夫へどこの病院にいるかの連絡は救急隊員さんが行ってくれました。
長男は私の足元側で椅子に座り。次男は救急隊員さんに抱っこされ、そのままおねむ。
小さなカバー(?)をかけられ、麻酔を指に4箇所。その後チクチクと縫われました。
歯の麻酔のように打たれたところからパンパンに麻痺する感覚が不思議でした。
施術の間の医師との会話
施術終了と帰宅
そんなこんなで無事に施術が終わりました。(えぐいので加工:フランケンシュタインみたいになってます)
私の施術が終わったのを確認できたところで救急隊員さんも撤収、お礼を言って、おねむの次男を受け取りました。
私の搬送された病院では夜間会計はしていないそうで、預かり金5000円を支払い、後日精算という形に。
搬送先を探す間、しきりに「近場で」と救急隊員さんが言っていたのは、事後の通院も鑑みてのことだとその時気づきました。
諸々終わった頃、夫が病院に到着。そのまま皆でタクシーで帰宅。
子どもは夫に任せ、血の掃除だけは自分でやりました。
人生初の救急車に乗った日
そんな感じで人生初の救急車に乗った日は終わりました。
もうすぐ一週間ですが、傷の痛みは多少落ち着いてきたものの、やはり指の感覚は鈍く、指も曲がりません。
日常の中に常に危険があるということ、救急の目安や事前に用意しておくべきもの等予備知識を入れておいたほうが良いということを痛感しました。