ZBrush2020用カスタムUIを入れてみました。モデラーのVadim Sadykov氏が公開しているもので、ZBrush2018からバージョンが上がるたびに公開してくださっているカスタムUIのZBrush2020版。
ZBrushはバージョンが上がるたびに新機能が追加されるため、カスタムUIはバージョンごとに再設定しなければなりません。正直面倒くさいんです。
そこまで自分の配置が確定している人間ではないのでいっそのこと人様の配置になれてしまおう。と言うズボ、、効率化ですよね。
今回入れさせて頂いたcustomUIは
fa-check-circle-oデフォルトの配置をあまり崩さない
fa-check-circle-oFキーでポップアップされる主要な機能
fa-check-circle-oよく使うMatCapも配置済み
と使いやすそうです。マクロスクリプトまで追加されているので注目!
コンテンツ
作者: Vadim Sadykov氏
ロシアのアーティストで建築関係のモデラーをされている方です。
参考
Download
ZBrushCustomUI for 2020@Yandex Disk
聞いたことのないDLサイトですが、右下のDownloadです。黄色に惑わされないように
ZBrushにZBrushCustomUI for 2020を適用
DLしたrarの中身はこんな感じ。
Installation guide.txtに則って進めていきます。
インストールガイド
赤字をエクスプローラーにコピペすれば該当のフォルダが開きます。
- ZBrushCustomUI for 2020(.rar)を解凍します。
- C:\Program Files\Pixologic\ZBrush 2020\にZBrushCustomUI for 2020内のZAlphasとZStartupフォルダをコピーしてください
- C:\Program Files\Pixologic\ZBrush 2020\ZStartup\HotKeysを開きStartupHotkeys.TXTを上書きします。
- ZBrushを起動します。Preferences> Config > Load UiからC:\Program Files\Pixologic\ZBrush 2020\ZStartup\UserInterfaceLayouts内にあるZBrushCustomUI_for_2020.cfgを読み込みます
- Store Config(Ctrl + Shift + I)を押せば完了です!
もしすべてのアイコンがパネルに収まっていなかったら
- ZBrushを起動
- Preference> Interface> UI> Button Sizeで好きな値に変更
- ZBrushを再起動
ホットキー
適用されているパネルは以下(Helper screen.jpgより)
その他よく使う機能にホットキーが設定されています。(ZBrush 2020 - Hotkey.docx)
機能 | ホットキー |
Render | Shift + R |
From Brush | G |
Replay Last | Ctrl + 1 |
Replay Last Relative | Shift + 1 |
Group Visible | Ctrl+W |
Auto Groups | Ctrl+Shift+W |
Duplicate | Ctrl+Shift+D |
Split Hidden | Ctrl+Shift+G |
Fill Object | Ctrl+F |
Delete Hidden | Alt+H |
Merge Down | Ctrl+M |
Panel Loops | Shift+L |
Edge Loop | Alt+L |
Edgeloop Masked Border | Ctrl+Shift+E |
Extract Polys | Alt+Shift+E |
Mirror And Weld | Shift+F12 |
Colorize Mesh | Ctrl+F9 |
Crease | Ctrl+C |
Merge Stray Groups | Alt+Shift+S |
Double | Shift+F9 |
GrowMask – | + |
ShrinkMask | - |
BlurMask | Ctrl+“+“ |
SharpenMask | Ctrl+“-“ |
Pol Features (Macro) | Ctrl+Shift+L |
Pol Groups (Macro) | Ctrl+G |
SetPivotToMask (Macro) | Alt+Shift+C |
mergeWithTopSubTool (Macro) | Alt+Ctrl+Shift+M |
UIだけでなくマクロスクリプトまで
よく使うブラシはもとより、MatCapやマクロスクリプトの追加はありがたいですね!今まで使ったことなかったのですが、折角なので活用していきたいと思います。ありがたいです。
私の環境ではボタンを最小サイズにしても全て表示しきれなかったので、自分で少し配置しなおしました。大きなモニタがほしい所です。
サイズを一定数以下にすると、SubToolのリネームができない不具合があるようです。私も最小の値にしたところこの不具合が発生しました。
関連記事解決策
ちなみにこのUIにするとZBrush2020に搭載されたCamViewやThumnailが非表示になります。この2つを表示したい場合は以下の記事をご確認ください。
私はCamViewだけ表示しました。
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日本語の書籍も沢山出ています。バージョンが古いものもありますが、基本的な操作方法に大きな違いはないので大丈夫かと思います。お気に入りの1冊を見つけてください。
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