Gaku(@Gakutadar)氏のBlender#Blender基礎オンラインクラスの受講メモです。第4週ははGrease Pencil(グリースペンシル)の基本解説。立体絵画を作る工程を学んでいきました。GAKUさんの立体絵画を見て受講を決める人も多い印象でしたね。
4週目は2記事に分けております。今回はその1。
Grease Pencilの基礎解説。
この記事では
fa-check-circle-o4週目の受講内容(1/2)
をまとめています。今回は参考動画でご紹介した星子氏(@senpookyaku)の動画からもかなり補足しております
- Blender基礎オンラインクラスを受講してみたい人
コンテンツ
振り返りメモ
課題を元に解説。
- Bendyボーン:しなやかな曲がりを作成
- スカルプトのポーズブラシ
- 木の葉が地面で跳ねる:コリジョン側の設定
MIX RGBで複数のカラーを入れたい
MixRGBにMixRGBを重ねる
ポイントライトでSunLightの様に広範囲を照らしたい
アングルを絞る、明るさをかなり明るくする。
第4週「Grease Pencil」
今回の主な項目は3つ。
- グリースペンシルの基本解説
- お花のペイント
- 水彩基礎マテリアル
- 立体絵画 風景🖼
今回はピンクの項目についてまとめています。
グリースペンシルの基本解説
Grease Pencil(以下:GP)は平たく言えば3D空間上でお絵かきが出来る機能です。3Dなのでカメラワークをつけたりも出来ます。
実際はパスの集合体であり一つのオブジェクト。
レイヤー機能も搭載されているので、photoshopなどの2Dエディタを使ったことがある人はわかりやすいかもしれません。
GPの場合、オブジェクト的な前後感は考慮されず、レイヤー順で表示状態が変わります。
レイヤー順を変えただけで幹が葉の上に表示されるように
基本的な操作方法
受講者限定で提供されるグリースペンシル用のAddonを使用しています。
■使いやすいGAKUさんカスタムのパイメニュー
■標準ではCTRL+TABでパイメニューが出てきます
Grease Pencilへのアクセス方法
GPへのアクセスはAdd>Grease Pencil>Blankでグリースペンシル専用のオブジェクトを作成した後DrawModeに
- Add
- アウトライナーに専用オブジェクトが出来る
- モード変更
ちなみに受講者はGAKUさんのアドオンのおかげで、SHIFT+Aで追加すれば、即Drawモードで描ける状態になります。
Drawモード
GPで描けるモードです。
Drawing Plane(ドロー平面)とStorke Placement(ストロークの基準)
描く際はDrawing PlaneとStorke Placementを理解することが大事です。
Drawing Planeは描く際のキャンバスの向き、Storke Placementはストロークの描画を定義します。
キャンバスの表示
Drawing Planeを確認するためにキャンバスの表示します。
Drawing Plane
View:現在の視点に平行して描きます
Frot:フロント/バックビュー固定
Side:サイドビュー固定
Top:トップ/ボトムビュー固定
Cursor:3Dカーソルの位置に表示 3DカーソルはSHIFT+右ククリックで任意の箇所に配置可能
Storke Placement
あくまで基準なだけでストロークが固定されるわけではありません。
Origin:原点にキャンバス表示
3DCursor:3Dカーソルの位置にキャンバス表示
Surface:メッシュに沿って描ける。Offsetも可能。0にするとサーフェスにかぶる
Stroke:既存のストロークに吸着させながら描ける。
どの角度でもStart/Endをつなげることも
覚えておきたい設定/機能
機能 | アクション |
ブラシサイズ | Fキー |
ブラシの不透明度 | SHIFT+Fキー |
筆圧の有効/無効 | ブラシ設定の横のアイコン |
ツールボックスの表示/非表示 | Tキー |
描いたものを消す | ・DrawモードでCTRL+ドラッグ ・Eraseツール ・Bキー(ボックス削除) |
交差している箇所を消す | ・DrawモードでCTRL+ドラッグ ・Cutterツール |
マテリアルを呼び出す | Uキー |
レイヤーを呼び出す | Yキー |
気を付けたい設定
CキーのGuaides
特定の向きなどにコンストできるが間違って触ってしまいがち
選択レイヤー以外を自動ロック
自動で線をつなげる
Auto Marge
シンメトリで描きたい
Mirrorモディファイヤを追加
GP Editモード
描いたカーブを編集できます。
先述通りGPはパスの集合体であり一つのオブジェクトなので編集も可能です
Selectモード
ショートカットは左から
- 頂点のみ選択(1キー)
- カーブ単位で選択(2キー)
- カーブ単位で選択(2キー)
- 他ストロークと交差する所まで選択(3キー)
Curveモード
ベジェカーブで制御できます
覚えておきたい設定/機能
機能 | アクション |
ボックス選択 | Bキー |
サークル選択 | Cキー |
ラッソ選択(投げ縄) | CTRL+右ドラッグ |
選択の反転 | Iキー |
選択範囲の拡張/縮小 | CTRL+「+」/「-」 |
ミラー反転 | CTRL+M>軸を選択 |
マテリアルを呼び出す | Uキー |
レイヤーを呼び出す | Yキー |
線を簡略化
Simplifyモディファイヤ
線を閉じたい
Editモード>Stroke>Toggle Cyclic
編集用の線(中央の白い線)を非表示
OverLays>EditLinesのチェックを外す
選択した頂点を別オブジェクトに分離したい
Grease Pencil>Separate
孤立した頂点を削除したい
Grease Pencil>Clean Up>Delete Loose Points
GP Sculptモード
- Smooth:滑らかさ調整
- Thickbess:太さ調整
- Stremgth:透明度調整
- Randomize:線をランダムにする
- Grab:移動
- Push:押し出し
- Twist:ねじる
- Pinch:つまむように円の中心に寄せる
- Clone:コピーした部分を増やす。Editモードでコピー箇所を選択CTRL+C、その後Sculptモードに戻りCloneを選択
機能 | アクション |
ブラシサイズ | Fキー |
線を滑らかに | +SHIFT |
Gakuさんがよく使うのはThickness。太さが変えられます。
味わいのある線が描けますね
木を描く
GAKUさん提供のアドオンとフリーで配布されているGP用ブラシを使用します。
DrawモードでSキーを押します。
幹を描く
ポイント
- Strokeの設定をFirst Pointsに
- Thicknessで太さを変更する
葉を描く
ポイント
- レイヤーを加えて葉と幹を分けて管理
色変更:描く前に色を変える
UI上部のColorか右クリックで変更可能。
デフォルトではVertexColorが選択されています。
右クリック。
色変更:描いた後に色を変える
DrawモードのTint
背景を描く
アニメーションをつける
- Noiseモディファイヤ
- Buildモディファイヤ
等を使う
参考
Build(ビルド)モディファイヤ@BlenderManual
塗りつきマテリアル
Material properties>Surface>StrokeとFillに✅を入れる
テクスチャ付きマテリアル
Material properties>Surface>StrokeとFillに✅を入れた上、FillのStyleをTextureにして画像を読み込みます。
Q&A
元のアングルに戻せるか?
A.戻せない
ALT+スクロールで消えてしまう
A.タイムラインでフレームの移動をしてしまっている
ストロークを消せない
A.選択しているオブジェクトの確認とレイヤーにロックがかかっていないかを確認する
Drawモードにしても描けない
A.VertexColorになっているか確認
ブラシの表示がおかしい
■プツプツ途切れたような表示になるとか
A.マテリアルを確認。
前回使用したマテリアルが反映されているのでBlackなどに戻す。
ランダムにペイント
Stroke>Randomize で色々なランダム処理が可能
ここまでの復習結果
参考動画
Grease Pencilを隅々まで解説して下さっています。
色の解説は繰り返し拝見しました。
動画メモ
- 色の付け方には2種類ある:マテリアルと頂点カラー
- マテリアルは更に3種類ある:ストローク(Stroke)のみ、塗り(Fill)のみ、ストローク+塗り
- マテリアルは1ストローク、1塗りがセット。頂点カラーは頂点単位で色を付けられるので1マテリアル内でも複数カラー当てられます
随時追加していきますBlender基礎オンラインクラス受講まとめ
付随した学び
Blender関連アイテム&書籍
書籍